エンジンをP−39のようにミッドシップに配置し、機首に大口径機銃を装備して武装強化をねらった、イギリスのF.T.B.プログラム。ムスタングTの機体を使用し、グリフォンエンジンを搭載すべくロールスロイス社で進められたらしい。
胴体とキャノピー、3翅コントラぺラのみがセットされたユニクラフトのレジン製改造キットです。ベースはレベルのムスタングVを使用。キットのままですとコクピットの位置があまりにも前に寄っていて、どうみてもプロペラ軸内に機関砲を装備するスペースが無いように思えます。またエアインテークがどうみても無い!エンジンが動かんぞ!ということで機首を少し延長して、その下部にエアインテークを付けてしまいました。コクピット内にシート、操縦桿、メーターパネル等を加工、パイロットを乗せました。キットのままですと3翅コントラペラは接着するだけなので、スピナーを加工、回転できるように細工です。レベルのベースキットは問題無く組めます。実際、ムスタングTのAM148と245の2機が使用される予定だったらしいので、ペイントはAM148の迷彩に、改修部分を無塗装のジュラルミンのままにして、完成直後のイメージにしてみました。戦況の変化に伴いこのプログラムは1945年の2月末にキャンセルされたとのことで、モックアップができていたかどうか、というところではないかと思われます。 |