実際に試作されたり、実戦配備されたかははっきりしませんが、図面で終わったプロジェクトのようです。悪しからず。なにぶんユニクラフトのレジンキットですので、簡単な解説書にはその辺のことが書いてありません。ただエンジンがグリフォンUということなので、製作されていればグリフォンUBに変換されたスピットファイアMk.]Uがテスト飛行を開始した1942年の9月前後の機体だろうと思われます。ご覧の通りかなり特異な形状で、機首に6ポンド(といわれてもどの位の口径かわからん!)の対戦車砲を装備。パイロットは機体の下のハッチから乗降するらしい。
キットはやっぱりレジンだけのことはあり、そこそこ大変ですが、なんとかなります。一点注意しなくちゃいけないのが、プロペラブレードのスピナーへの取り付け。グリフォンエンジンは正面から見て基本的に右回転。しかも機体後部にプロペラがあるので、ブレードの表裏と角度を間違えると、おーっ、後ろに進んじゃうよー!対戦車攻撃機ということなので、砂漠の狐といわれたロンメル率いるドイツ機甲師団に対峙したと想定。北アフリカ、地中海方面に展開した、126スコードロン(コードMK)の所属機にしてみました。 |