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宇津井式 壱型

セミスクラッチ
日本海軍 秘密部隊 フィクション
 
 「紫電改のタカ」シリーズにはまってしまったぷらもオヤジ/72。シリーズ(?)三機めは、あの秘密基地の「宇津井さん」搭乗の「形は悪くても性能はいいんだ!」と言ったオンボロです。名前が無いので「宇津井式 壱型」なんて、勝手に命名しちゃいました。さて、この機体、いったい何なんでしょうか?ぷらもオヤジ/72の独断と偏見が始まるぞー。まず胴体をスクラッチで。余ったパーツのストックからFw190の主翼を使用して翼端をカット。垂直尾翼はスクラッチ。水平尾翼と風防、キャノピーは双紫電の時に余った紫電改のを持ってきました。さーてここからだ!あの剥き出しのエンジンはなんじゃ?星型複列だから誉や火星、金星あたりだろうけど、それじゃあ性能は良くならん!で、そーか、不時着したヘルキャットやコルセアなんぞのダブルワスプあたりを持ってくれば、断然パワーアップじゃあ。で、F4U−1のP&W R−2800ダブルワスプと勝手に決めさせてもらいましたぁ。そんでもってアイリスのディテールアップパーツを使用。F4U−1のプロペラをくっつけました。まてよ?コルセアってプロペラトルクによる右旋回性能の悪さを垂直尾翼を2度左へオフセットして解消したんだよなぁ。そうすると何かしなくちゃいかんぞ!ということで原作にはないんですが、左水平尾翼にちょっと左へ傾けた垂直安定板を付け、強烈なプロペラトルクを打ち消す工夫。実際にはどーかなぁ?と思うけど、案外それっぽいでしょ。脚は適当に、あえて左右片チンバにしてみました。胴体下に爆弾倉の扉を筋彫り。原画と違いますが尾輪は半引込み式。これも原画には無いんだけど垂直尾翼に「宇ノ壱」を書き込みまして一応完成(?)です。いかがでしょーか。どー見てもそんな高性能には見えないどころか、ほんまに飛ぶんかいなぁ!?って感じですが、こうして立体にしてみると異端児的な職人気質の「宇津井さん」らしい機体ですよねぇ。でも戦争という悲惨な時代を背景とした青春ドラマって内容のコミック。今の若い子達に見て(読んで)もらいたいなぁ、とか、ちばてつやさんに、「宇津井さん」とこの機体の意味するところをお聞きできたらなぁ、とか、なーんて考え始めちゃうとチョット重ーくなってきて、プラモ作ってられなくなるってか!
   
   
とじる