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グラマン(TBF−1)アベンジャーMk.T

エアフィックス?
イギリス海軍711スコードロン 1945
 

 ジャンク(Junk:名詞)。がらくた、くず物,といった意味。香港あたりの「ジャンク」も同じスペルです。あの帆船はくずなのかぁ? ネットオークションでよく使われます。「ジャンク品」とか「ジャンクキット」とかで、ランナーからパーツを切り離したり、途中まで組み立てたりした、中にはパーツが欠品したりデカールの無いものなど、手付かずのキットではないものをいうらしいのですが、その定義の境目はそれぞれ個人で異なるんじゃあないでしょうか? ネットオークションでゲットした30数機の「ジャンクキット」。一機あたり100円位の計算になった訳ですが、中にはこれって殆ど新品?というのも有りまして、誰がなんつったって、安い!!。
 それで、えー、ぷらもオヤジ/72としてはですねぇ、作りかけとか壊れたまんまではヤッパリ可哀相で、なんとか陽の目を見せてあげたい!ので、このジャンク君達の再生に取り掛かる事に。で、第一弾として、一旦完成したもののようですが、落としたりしたらしく、破損状態のままのグラマンアベンジャー。
 キットは72のエアフィックスとのことですが、実機の全副は約16.5m。72だと約23cmになる計算ですが、これは72のヘルキャットと同じくらいの大きさで、翼幅が18cm位しかありません。つうことは1/90位っちゅうことで、エアフィックスではない!ってことになるんですがねぇ・・・・。でもマアいいあか?72が世界共通になるまでは75とか65とか、今思うと「変則的」なスケールが多々あったもんですよ。
 翼が折りたたみ式で、さすがに実機の縮尺とはいかず、接合部の形状は実際とは異なっているし、接合部分の隙間が大きく、固定しました。折れていた脚を再生。銃座の再生にピトー管やアンテナ自作などなど。型式はTBF−1のようですので、別売デカールを使用してイギリス海軍のアベンジャーMk.Tとして再生してみましたぁ。暫くは「センチュリーシリーズ」と、この「ジャンク再生」の繰り返しになりそうですぅ。
 さてこのアベンジャー。デバステーターの後継機として1941年に初飛行した艦上雷撃機。もともとはグラマン社が開発したものでTBFのコードですが、ヘルキャットやタイガーキャットの生産に追われていたグラマンではジェネラルモーター社にもライセンス生産させていた。で、このGMで生産されていたアベンジャーがTBMのコード。1944年のTBM−3以降は全面的にGMに移管された。TBMのコードのほうがとおりがいいのはその為なんですね。発展型は海上自衛隊でも使用していたそうです。

 
とじる