ジャンク再生四機目。前オーナーは「Bf108に似ているレジン」とのことでした。ジャンクだけに箱は無く、取り説も無ければ、デカールも無いので、いったい何なのか分かりません。そこで推理でーす。機体のサイドビューや横複座のコクピット等はBf108タイフーンに似ていますが、良く見ると、デッパリとしか思えないような下翼(?)があります。この先端に取り付けられた支柱にささえられた上翼。殆ど高翼機といえるこの複葉機の特徴的な形状は、フランスのアンリオ社が1930年代半ばから製作したアンリオH170やH180、190系に見られる独特のフォルムなのですぅ。翼の平面形や垂直尾翼の形状がH180系とは異なります。主翼は複葉機に見られる布張りのようなモールドですが、短い下翼の主脚が引き込み式になってますので、固定脚のH180より後に開発されたと考えればH190系ではないかと。しかーし、ぷらもオヤジ/72の持っている数少ない資料ではH170なのか、それともアンリオに似て非なる全く別の機体なのか確認出来ませんのですぅ。で、復座の操縦席の後ろにもう一列の復座。その後ろに横に長いベンチのようなものがモールドされているので、三座旅行機型のH191とさせていただきました。写真をご覧になって正しい機種がお分かりになった方、ご一報頂けると嬉しいな!
キットはというと、以前お話したペガサスのファイアーボールのパーツかランナーか分からん!状態のレジン。こりゃぁ凄い!主脚は真鍮パイプで自作。ヒートプレスの大きなキャノピーの枠がどーなってるのか分からん!ので、H180の図面等を参考に適当に。ルノーエンジンらしいので、自作の排気管はコードロン・シムーンの様に機首右に集中。などなど、殆どスクラッチですね。で、Bf108に似てるといえば似ていない事もないので、読売新聞社が使用していたBf108の別売デカールをパクッちゃいました。ということでヘロヘロですが一応、アンリオH191。読売新聞社機の出来上がりーっと。 |