0125

マクダネルXF−103サンダーウォーリアー
 アニグランド
アメリカ空軍 マッハ3計画機
 
 センチュリーシリーズ4機目はXF−103サンダーウォーリアー。マッハ3戦闘機をめざして1947年10月にリパブリック社が開発をスタートさせたそうだ。なんとベルX−1が初めて音速を突破した年ですよー。実際には時間と経費がかかり過ぎて、開発スタートから10年も経った1957年、初号機の製作が始まった直後に中止が決定。夢の戦闘機に終わった。
 ターボジェットの後部にラムジェット/アフターバーナーを装備。銃火器の武装は無く、スーパーファルコン4基と核弾頭ファルコン2基のみを装備する予定だった。マッハ3超という高速に対応するためか、いわゆるキャノピーは無く、パイロットは脱出用のカプセルごと機体内に収まり、前方視界はペリスコープで確保。サイドにだけ窓があるという、ご覧のとおり、昔のSFコミックなんぞに登場するロケットみたい!
 キットは香港アニグランドのレジン。バリは殆どと言っていい位ありません。やや太目の筋彫りですがモールドもシャープ。ファルコンなんぞは、その辺の射出成型キットよりよっぽどシャープだぁ!。が、とにかく細長いせいでしょう、機体がそっちゃいますので、ドライヤーで暖め、反りを修正しながら左右を接着ーっと!真っ直ぐにするのが結構大変です。モックアップをキット化したようで、ペリスコープ・フェアリングのパーツは付いてません。一応自作してみました。機首のでっぱりがそうで、キャノピーでありません。でもこれならわざわざペリスコープにせずに、小さめなキャノピーでもいいんじゃないかなぁ?
 
とじる