ユニクラフトのレジン製コンヴァージョンキット。フォッケウルフFw190をベースにした計画機で、Fw190Aの空冷BMWエンジンをFW
T.1ジェットエンジンに換装するというフロントターボジェット機。排気は回転しながら機体両サイドと下面の三個所から胴体に沿って後方に吹き出されるらしい。ジェットエンジン創製期の1941年に計画され、海面上で760Km/h。高度9,000mではなんと830Km/hとなる予定だったが、翌42年にはもうキャンセルされた。それもそのはずでしょう。エンジン云々の前に、現在の技術を持ってしても、このレイアウトは無理が有りそうだよねぇ。キットは機体側面と下面に一応耐熱板と思われるパーツをつけるようになっていますが、実際にはスペースシャトルなんかで使われている耐熱タイルでも貼らんと、コクピットが熱くなってパイロットが干からびちゃいそうです。と、思うのは私、ぷらもオヤジ/72だけでしょうかぁ?
ベースキットはFw190Aではありません。なにしろ計画機。作ったもの勝ち!ですので、ジャンクの中から液冷のDを使っちゃいました。新規ユニクラフトキットというより、ジャンク再生第5弾でしょうか。キットのほうはユニクラフトならではで、ファンを相当削らないと納まりません。ジェットの吹き出し口も内側を削って薄くしないと、吹き出し口が見えへん!パーツ化された機体側面と下面、及び車輪の耐熱カバー(?)はどれも厚く、薄く削って使用しましたが、プラ板で自作した方が早い?。てなことで一応カタチになりました。マーキングは1945年春頃のJG2、UG所属機ですぅ。
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