ユニクラフト
 

0130

ロッキードF−104 VTOL


ハセガワ

NASA(アメリカ航空宇宙局)計画機

 

 二機めのF−104は、ユニクラフトのコンバージョン。といっただけで、「またケッタイな機体だろー!」とおっしゃる方が一杯いらっしゃるかと。ハイ、仰せの通りでご覧のとおりのケッタイなF−104のVTOL。X−13を操縦したライアン社のテストパイロット"Peter Girard"が1960年頃、空軍に提案した機体らしい。背中に正三角形のローター設置。このローターの先端の角度を変え、機械的に回転させてヘリコプターのように上昇。水平飛行にはいるとローターの一頂点を前方に向け固定し、高翼のデルタ機のように飛行するらしい。その機構は取り説に図が掲載されていますが、どーなんでしょ?上手くいくんでしょうかねぇ。イギリスのハリアーの成功で、実際に制作はされなかったようですが、何分ユニクラフトで、取り説にはあまり詳しくは書いてありません。(書いてあるけど訳せない?)
 このローター部分と回転時の排気口らしいパーツがセットされたレジンキット。固定しちゃうと背中にデルタ翼を背負っただけの機体にしか見えず、なんだかよく分からんので、駆動する部分は一応全部動くように加工しましたー。ベースは104Cを計画していたようです。が、これも計画機。作ったもん勝ち!なので、ストックの関係からハセガワの旧キットのJを使いました。パネルラインは凸モールド。脚の収納スペースから中が丸見えのキットです。バリはそれほどありませんが、機体の左右の合わせに少し隙間が開きますねぇ。ヒップアップしている独特のフォルムがF−104の特徴のひとつなんですが、このキットはちょいとばかりオーバーな気がします。おまけにぷらもオヤジ/72、製作中にキャノピーを紛失。仕方なくヒートプレスで作りました。が、今三くらいですね。計画上は空軍のマーキングですが、なーんとNASA仕様にしてしまいました。でも、このほうが、現実味があると思うんですが!?

   
   
 
   
 
とじる