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ノースアメリカン P−51D ムスタング
レベル
アメリカ陸軍第55戦闘航空群第343飛行隊E.B.ギラー少佐“ミリーP”
 
 センチュリーシリーズもジャンク再生も、おまけにアニメ・キャラクター系もお休みです。
 思い起こせばもう40年以上前になるんですぅ。まだぷらもコゾウ/72だった頃、赤い派手派手のP−51に憧れたもんです。"ミリーP"というネームが入った赤いムスタング。子供心に「アメリカってヤッパリ自由の国なんだ。こんな派手な塗装の戦闘機があるんだもんな。」なんて思ったもんです。でも、何かで見ただけで作りはしなかったような記憶。当時は別売デカールなんてものは無かったし、マスキングテープというものの存在すら知らんかったのです。ですから曲線の塗りわけや白いコードレターを自分で書くなんて出来ないよー、と思ったんだろうね。で、その赤いムスタング。レベルが発売してたんですね。不覚にも知りませんでした。
 その後、この赤いムスタングは「こんな派手な塗装であるはずが無い!」「いいやアメリカなら有り得る話じゃあ!」等の物議を醸し出し、結果この飛行部隊すべてがオリーブドラブの塗装だったことが判明したそうだ。"ミリーP"のPもgが正しいそうで"ミリーg"となり、チャンチャン!一件落着ぅー。と、思いきや、それでも「隊長機だけは特別で赤いんだー!」とおっしゃる方が多々いらっしゃったそうです。分かる気がするなー。
 ということで134機めはヤフオクで遭遇した、そのレベルの"ミリーP"。ただし、機首は妙に細長いし、機体後部は逆にやや太くダラーっとしてムスタングらしいシャープさに欠け、全体のプロポーションがちょっとへんてこりんなんです。補助翼や方向舵等の可動部分だけはスジボリになってますが、他のパネルラインはほんの一部が凸ライン。他はいたるところ凸リベットだらけ。脚のカバーも単純な直線の成型で実機とは随分違います。そんなこんなで、今のレベル製品や国産キット等から見ればなんじゃこりゃあ!かもしれませんが、でも、いいんです。当時はこれがスタンダードというか、これがプラモデルだったんですよぅ。ですから、敢てそのまんま素組みしました。かなり古く、保管状態も芳しくなかったようで、デカールは殆ど使えませんでしたが、塗装は写真等から部分的には変更したものの、基本的にはキット指示のとおりです。
 ということで、昔憧れだったギラー少佐の"ミリーP"。やっと作ることができましたぁ。そのうち、正しいとされているオリーブドラブの"ミリーg"も作ってみましょうかねぇ。
   
とじる