世界初の実用ジェット戦闘機Me262。1944年4月から空軍への引渡しが始まったといわれているが戦闘機としてではなく、ヒトラーの鶴の一声で爆撃機としてのスタートを切らされた。本来の戦闘機として本格的に配備が開始されたのは、それから7ヶ月も後になった11月からだった。レシプロ戦闘機を200km/h近くも上回る速度をもち、Bf109より操縦しやすいといわれているこのMe262が当初から戦闘機として配備されていれば、連合軍に奪われた制空権を回復でき、戦局そのものに変化が出たかもしれないとまで言われている画期的なジェット戦闘機だった。
その開発過程では実に様々な派生型が考えられており、このMe262SB.Taもその一つで、戦闘機型にパイロンを増設しただけの"ヤーボ"とは異なり、各部を設計し直し、魚雷型BT爆弾を搭載できる純粋のシュネルボンバー(高速爆撃機)タイプ。エンジンはユモ004のC型に換装され、機首の30mm機関砲を外し操縦席を前方に移動。空いた胴体内は全て燃料タンクで、機首下に2基のパイロンを設置し計1トンの爆弾が搭載可能という機体だったそうだが、結局は陽の目を見なかった。
お馴染みユニクラフトのコンバージョン。魚雷型爆弾とバキュームのキャノピー、従来のコクピットを塞ぐパーツ。それに、同じ派生型の偵察機タイプAK.Ta用のロケットブースターらしきパーツ(これはどう見てもただの丸棒しか見えん!)が付いてますが、ベースキットにジャンクのエアフィックスを使ったせいでしょうか、コクピットを塞ぐパーツは全く合わん!ので自作で埋めましたぁ。機首の形を若干修正してコクピットを開口。シートを取り付けです。エアフィックスのパイロンを流用して500kg通常爆弾とユニクラフトの400kgBTを搭載しました。
ドイツ機でも、たまには変わった塗装にしたかったので、レーダーアンテナを取り付け、夜間爆撃機仕立てです。10/NJG11(第11夜間戦闘航空団第10中隊)所属の、前作同様に実在したMe262B−1a/U1の塗装をパクリッ!
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