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ブリュースターB339 バッファロー

レベル
オランダ空軍第5飛行連隊 東インド諸島 1941
 
 3作めと同じバッファローで、今回はちょっとノーガキをたれさせて貰っちゃいます。このブリュースターF2A。1935年11月に発表された次期新型戦闘機の競作に勝利し1936年6月に試作契約が結ばれたアメリカ海軍初の全金属製単葉の戦闘機だそうで、1939年8月から空母サラトガに配備が開始された。このときグラマンが提案していたのがXF4F−1。お分かりの通りワイルドキャットの原型なんですが、実はこの機体、全金属製ではあったものの、旧態然の複葉機だったそうだ。ブリュースター社に先を越されたグラマンはただちに単葉形式のXF4F−2を製作、その発展型XF4F−3が1939年8月、F4F−3ワイルドキャットとして採用され、アメリカ海軍主力戦闘機として君臨。同機より性能の劣っていたF2Aはあーっという間に主力の座を追われ、太平洋戦争開戦時には僅か29機を残してF4Fに交替。1942年3月のミッドウェー海戦後には全て引き上げられ、練習機に格下げー。そこで、ブリュースター社は陸上機化したB239,B339を輸出することで望みを繋いだ。しかーし、イギリスやオランダ等に採用され、東インド諸島に配備されたB339は日本軍の隼やゼロ戦の敵ではなかったらしい。唯一フィンランドへ輸出されたB239が、機体性能やパイロットの技量がまだまだだった大戦初期のソ連空軍相手には十分すぎる活躍をし、同機に搭乗していたパイロット達から"空飛ぶ真珠"と称されたのが救いかも?
 ジャンク再生第9弾。レベルのブリュースターF2Aバッファローで、前オーナーが1939年の空母サラトガ艦載機として途中まで組んだものです。134機めのムスタング等と同じシリーズのようで、可動部分は太いスジ彫り、他のパネルラインは凸モールドでいたるところ凸リベットだらけの昔のプラモデルですねぇ。でも全体のフォルムはよろしいようです。カウリングをはずし、プロペラを回転できるように修復。脚周りを真鍮パイプで補修。主翼の機銃口をあけ、照準器、ピトー管、アンテナ柱、排気管などを自作ですぅ。
 塗装はゼロ戦などにコテンパンにやられちゃった、オタンダ空軍のB339にしてみました。3作めのマッチボックスの残ったデカールを使用して、ダークアースとミドルストーンの迷彩。実は3作めのイギリス空軍仕様も指示は同じ色。そん時は、まだ復帰3作めで大した資料もなかったけんど、どう考えてもおかしく、有り得ないので、ダークグリーンとダークアースにしました。今回は東インド諸島空域で砂漠迷彩のようなこんな配色はおっかしい、やっぱり有り得ないんじゃないのー?と思いつつもボックスの指示通りにしちゃいましたぁ。マッチボックスさーん、この塗装指示って合ってんですかぁ?多分、99%合ってないよねーっ。
   
とじる