ぷらもコゾウ1/72だった頃、シルバーのサンダーチーフを作ったようなんです。胴体の中程がちょっと絞られた柔らかな曲線の機体の線と、ちょっとワルが学校に持って来るプレイボーイのプレイメイトのボディラインとがだぶって、思わず生唾ゴックン!の、おぼろげな記憶がありますぅ。中学生の頃でしょうかねぇ。思春期真っ只中!!で、この機体中央部を絞ったフォルム。エリアルールと呼ばれ、NASAの前身NACAが発見した理論で、超音速域での空気抵抗を大幅に減少させる効果があるらしい。F−102は、この理論を採用したおかげで音速が突破できたそうだ。F−105はこの理論を採用していなかったA型の試作機段階で音速を突破していたらしく、採用はB型から。コーク・ボトルとも呼ばれていたそうで、女性のボディラインをイメージしても、あたりまえなんですねぇ。ホッ。
センチュリーシリーズ第6弾。ハセガワのF−105Bで、1976年、アメリカ建国200周年記念塗装のニュージャージー州兵航空隊所属機です。古い金型のようでして、細い凸モールド。バリがそこそこというか、結構あります。胴体の合わせ面などのエッジも結構なヤマ状態で、そのまま接着すると、機体中央に太―い凸ラインが出来ちゃいます。組み立て前にデザインナイフの刃を立て、チィーーーーッ、チッチッ、チィーッ!
もともとそうなのか、経年変化なのか分かりませんが、機首部分の左右が合いません。主脚もそのまま接着すると変な角度になってしまいます。そんなこんなでぷらもオヤジ/72。さすがに素組とはいかず、あっちこっち手をいれ調整しましたぁ。仕上げのデカール。2〜3分位浸しておかないとすんなりといきません。そのものは色抜けもなく馴染みもよろしいんですが、200周年記念マークが入った垂直尾翼全面の明るいブルーのデカール。完璧!と笑っちゃう位、全く合いません。シリアルナンバーとマーク、ラダーの赤白のストライプが別にプリントされている理由がわかりました。ベースのライトブルーは自分で塗ったほうが宜しいかと?ということなんでしょうね。
ということで“蒼天”より先に完成でーす。
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