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グラマンF6F−5ヘルキャット

フジミ
アメリカ海軍 ブルーエンジェルス 1946
 
 ブルーエンジェルス。空軍のサンダーバーズと双璧をなす、アメリカ海軍アクロバットチーム。しかし、その歴史が1946年4月に発足、F6Fから始まったことはあまり知られていないんじゃぁないでしょうか。F8Fのブルーエンジェルスは写真も豊富なようで有名ですが、その前、僅か4ヶ月程ですが、F6Fが使用されていました。ブルーエンジェルスを表す文字は無く、全面シーブルーに黄色いU.S.NAVYの文字が胴体と翼下面に、垂直尾翼に1から4の黄色いナンバーだけが書かれた、極シンプルな塗装だったようです。
 キットはジャンクでフジミのF6F−5のようです。補助翼などが凹モールド以外、全面凸のパネルラインとリベットです。キャノピーが欠落で余ったパーツからバキュームのを転用しましたが、ちょっととんがり過ぎかなぁ。その他ピトー管や爆弾などの細かいパーツも有りませんでしたが、爆弾などの武装はないブルーエンジェルス。足りないものは自作可能なものなので特に問題はありませーんでした。ただ、当初の演目は4機によるフォーメーションだけだったようですが、途中から模擬空中戦というのがあったらしく、機銃はそのまま残されていたかもしれませんが、前オーナー、機銃を真鍮パイプにするつもりだったのでしょうか?きれーいにカットされてましたので、とりあえずそのまま機銃無しにしちゃいましたけど、いいのかなぁ?
 さて塗装ですが、ブルーエンジェルスのヘルキャットの鮮明な写真やイラストなどの資料は極めてすくないようでして、唯一参考にしたのがフランクリン・ミントというんでしょうか、ダイキャストモデルのカタログに載っていたイラスト。デカールはハセ・モノのブルーエンジェルス・ベアキャットから借用。実際はもう少し丸っこい書体のようで、ちょっとごまかし? 機体色は先程シーブルーと申しましたが、現在のブルーエンジェルスのブルーはブルーエンジェルス・ブルーと言われ、シーブルーとは微妙に異なり若干鮮やかな感じですぅ。で、このブルーがペイントされるようになったのが、この初代ヘルキャットからなのか、二代目のベアキャット、はたまた次のF9Fパンサー、クーガーあたりなのかよく分かりませんが、ハセガワのクーガーの取り説ではグロスシーブルーとなっていました。ヘルキャットもそうでしょうが、シーブルーより少し明るめにしてみました。
 ということで、今月8機めの製作でアメリカ海軍のブルーエンジェルス初代の使用機、F6F−5ヘルキャット。ジャンク再生20機めとなりましたぁ。

   
   
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