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グラマンF8F−1Bベアキャット

フロッグ
南ベトナム空軍第514戦闘飛行隊 1956
 
 ベアキャット、ベアキャットときたので、ついでと言っちゃあ何ですが、もう一機ベアキャット。戦後のレーサーは置いといて、とりあえずストックの中では最後の軍用。別売りデカールを使って南ベトナム空軍のシーブルーのタイプです。この南ベトナムのF8Fについては42機めのシルバーフィニッシュタイプのところでお話していますので、そちらをご覧下さーい。付け加えるならこのベアキャット。フランス空軍が使用していた機体でして、南ベトナム空軍に供与された時点で相当ガタがきていたらしい。
 キットはフロッグです。ぷらもコゾウ/72の頃。あの烈風の写真が見つかった、と大騒ぎ?になったことがあります。で、その烈風が実戦配備されていたら、その好敵手となっただろうと言われていたのがこのベアキャット。なんでこんなお話をするかというと、当時、烈風は写真が見つかったばかりで勿論の事、ベアキャットもキット化されてなかったんで、とにかく作ってみたーい!と思っていたんですぅ。このフロッグのキット。何時発売されて、何時頃日本に輸入されたんでしょうかね?烈風がはじめてキット化されたのは、何時頃なんでしょうか?なーんて思っちゃったりしたんです。いま、ガレージキットを含めると、実機から試作機、はては図面だけ、あるいは図面さえはっきりしない計画機まで、ありとあらゆる機体がキット化されているような感じですが、当時はプラモデルそのものが開発途上で、キット化されていた機体は本当に少なかったんですよー。と、4月の雑記帳の続きみたいになっちゃいました。
 キットに話を戻しますぅ。一連のフロッグのキットと同様にモールドは凸で、若干バリがありますが、全体の出来はハセ・モノのキットと比べて遜色はないようですし、こちらはちゃーんと尾輪収納の穴が開いてます。カウリングの横幅が少し細く、機首がスリムになっちゃっている点を除けば、むしろこちらの方が良いかな?っと言った感じです。
 マーキングには別売りデカールを使用しましたが、このデカール。ベトナム空軍のマークが2個しかついてない。しかもやたらでかい!同じシートにスカイレーダー用があり、こちらの方が大きさがピッタリなんですが、これも4個しかない。仕方なくアメリカ空軍のマーク2個を手直しして、どうにか6個揃えましたぁ。で、イタリア製らしいこのデカール。印刷インクのせいなのか何なのか良く分からんのですが、貼ってから密着させようとしてマークソフターを使うと、あらなんと!そっくり返って隅から浮いてきちゃうのですぅ。こんなデカール初めてです。余った部分の糊を水で薄め、ソフターをふき取るよーにして何とか密着させましたー。ものによってはソフターを使用しないほうが良い場合があるんですねぇ。勉強になりました。
   
 
 
とじる