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ホーカー ハリケーンMk.UC

アカデミー
イギリス空軍 3スコードロン 1941 9月 ロンドン
 

 ハワイ、アイランドエアのダッシュ8−100。ただいまデカールなどを準備中でして、もう少しお待ちください。で、他になにもしないではいられないぷらもオヤジ/72。ふと思いました。WWUの単発戦闘機。数あるその中で中心的なメジャーな機体と思われるのに、まだ作っていないのがあるではないかー。一応アメリカのは何らかの形で作ったし、ドイツもどうやら。残るは日本とイギリス。三式戦飛燕と五式。海軍雷電もまだ。そして極めつけがハリケーン! イギリス空軍でスピットファイアと双璧をなすこのハリケーンがなーんとまだ一機も製作しとらんかったぁ。
 ということで、ダッシュ8の前にハリケーン。ソ連とかフィンランドとかじゃあなく、正調、イギリス空軍バージョンです。
 キットはアカデミー。良く出来たキットで、国産のハセガワやタミヤのキットといい勝負ですよぅ。問題点(なのかなぁ?)を挙げれば、機体と翼上面の合わせに隙間が出来易いことでしょうか。取り説では主翼下面に上面のパーツを接着してから、機体に接着する指示なんですが、この翼の張り合わせが少しでもずれると隙間が出来ます。ということは、何を隠そうぷらもオヤジ/72。左側に0.2〜3ミリくらいの隙間が出来ちゃいまして、完全に接着面が乾いていないのをこれ幸いと、一旦はがして接着し直し。上手くいきましたぁ。並みのキットなら「隙間もしょうがないか。」と思うところですが、キットそのものの出来がすこぶるよろしいので、チョットした隙間も「なんか変?」と思っちゃいます。そういえば、こういった組み立て手順のキットって多いですよねぇ。先に翼下面のパーツを機体に接着してから上面を接着したほうが、上手く合うかもしれないなぁ。これまであまり気にしたことも無かったんですが、改めて考えさせられました。
 塗装はキットのデカールを使用して、イギリス空軍、第3スコードロンのMk.UCです。このデカール。発色はよろしいし、色抜けもなく、馴染みもすこぶるよろしいんですが、水に一分位つけてないとだめ。で、気を抜いてると浮き上がっちゃう。厄介です。おまけにベースの白がやや大きめにプリントされてるんでしょうねぇ、ラウンデルや垂直尾翼の矩形マークの縁に白が見えちゃいます。また、黄色がとんでもなく明るいレモンイエロー。で、一旦はそのまま使いましたが、やっぱり気になるので、結構あっちこっち別売りのに貼りかえました。コードレターなどはそのまま使うとして、ラウンデルなどマークは最初っから別売りを使ったほうがよろしいかもぉ。
 さてぇ、この第3スコードロン。Mk.UCを最初に配備した部隊のひとつだそうで、1941年8月からロンドン北部のハンスドンという基地に駐留。9月以降夜間戦闘専任部隊としてフランス沿岸部のドイツ軍攻撃に従事した後、タイフーンからテンペスト(おーっとこれもまだつくっとらんぞぉ!)へと機種を変更。1944年6月から始まったといわれているV1によるイギリス本土空襲の迎撃に当たり、翌7月の一ヶ月だけでも、146発のV1を撃墜したそーな。


   
   
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