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コンベアF−106Aデルタダート

ハセガワ
 アメリカ空軍 第49戦闘要撃航空群第5戦闘要撃飛行隊 1984ウイリアム・テル
 
 だいぶ間があいてしまいましたぁ、久々のセンチュリーシリーズ。7番目はF−106。大戦後の冷戦時代、ソ連のジェット爆撃機の意外(といっては問題かなぁ?)な高性能を危惧したアメリカ空軍が開発を急いだインターセプター。コンベア社がコンペに勝利し、出来上がったのが1953年に初飛行したYF−102。その性能は満足できるものではなかったものの、空軍はF−102Aとして暫定採用。同時にその設計を大幅に変更したF−102Bの開発を急いだ。でもってF−102Aが配備され始めた1956年に初飛行したその機体、F−102Bが名称を変更されF−106Aということらしい。究極のインターセプターとして1959年から配備が開始され、1970年代後半から順次F−15やF−16等に交替。インターセプターとして最後の機体が退役した1988年8月まで、約30年の長きに渡りアメリカ本土防衛の任に就いていたそうだ。
 キットはハセガワ。他のセンチュリーシリーズ同様。少し古いキットのようで、パネルラインは凸モールド。バリも少々。機体の左右の合わせ面など修正しないとそこそこの凸ラインになってしまいますよー。ウエポン・ベイは123作目のF−102ほどでは有りませんが、閉めた状態は少々要修正。取り説には有りませんが機首に若干の錘が必要です。そんなこんなで、そこそこ手がかかりますが、ミサイルランチャーを下げた状態にしなければパーツ数も少ないし、フォルムはよろしいようなので、ぷらもオヤジ/72流にいえば、そこそこ良いキットではないでしょうかぁー。デカールは2〜3分水に浸けておかないとスンナリとずれませんが、発色は綺麗で、やや厚めなフィルムですがソフターを使用すれば馴染みもグッドです。

 
 
 
 
 
とじる