コラモデルス
 

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ホーカーテンペスト Mk.X NV768



エレール

イギリス空軍 環状ラジエーターテスト機  NV768 バージョン1

 
 さて、このテンペスト。後に空冷セントーラスを積んだMk.Uへ発展するんですが、その前にこんな試作が有りましたョ。ドイツのFw190Dに刺激されたのかどうか知らんけど、環状ラジエーターを装備したMk.X。チョット見には空冷のMk.Uかと思っちゃいますよね。
 KORAのレジン製コンバージョンで、スピナーから方向陀までの機体一式と、主翼付け根に移された空気取り入れ口のチッコイパーツ、それに丸にPの字とシリアルナンバーのデカールがセットされたキット。肉も薄くパネルラインは筋彫り。合わせもマアマアで宜しいのでは。プロペラが接着するだけなので回転できるように加工でーす。ベースキットには前作と同じエレールをつかいました。ということは機体は筋彫り、翼などは凸モールドになった訳ですが、そんなに違和感はありません、とぷらもオヤジ/72は思うのでありますが、「そんなの有るわきゃなかろーに!」とおっしゃる方はエレールを筋彫りするか、筋彫りのテンペスト(あるのかなぁ)をベースにお使いくださいな。
 さて塗装ですが、取り説では下面がイエローとなっております。確かに140機めのトーネードのところでちょこっと触れたように、丸にPの字の入った通常の試作機は下面イエローのようです。が、ですよ、ここでぷらもオヤジ/72、考えましたぁ。このNV768。元々はシリーズ2の量産機の一機でありまして、そうなると完成当初は当然下面はミディアム・シー・グレーである訳なんですねぇ。で、それを改造してアニュラー・ラジエーターを装備した訳でして、当初から試験機として製造されたモンじゃあない訳ですよぉ。そうなると、その下面をわざわざイエローに塗り替えるかなぁ? ってことなんですね。この機体のモノクロの写真はあるんですが下面は見えません。他に下面がイエローと分かるこれといった資料も持っていないぷらもオヤジ/72。勝手にイエローではなくミディアム・シー・グレーのままに違いない!ってことにしちゃいました。
 んでもってこのNV768。この後更に機首周りが改修され、巨大なスピナーの中央開口部から強制的に空気を取り込むダクテッドスピナーというしろもの?を取り付けたバージョン2になるんですが、ナンジャ、コリャ!ってな感じになっちゃうんですぅ。同じコラモデルスからコンバージョンキットが出ているようして、見つけたら製作してご覧いただこうかと思ってますが、ほんとにナンジャ、コリャ!て感じです。
   
   
   
   
 
とじる