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Hawker TEMPEST Mk.U

MATCHBOX
Royal Air Force No.152 Squadron 1946 India
 

 3機目のテンペストは空冷セントーラスのMk.U。140作目のトーネード試作3号機から発展したといって良いんじゃないでしょうかねぇ。当時はまだMk.Xの生産に追われ、ホーカー社以外で生産しようとしたものの、グロスター社等はミーティアにかかりっきりでMk.Uの生産は遅れに遅れる。で、やっとこさっとこ目途がついた大戦末期、東南アジアの対日戦に当てる予定だったようですが、どっこい予想より早く日本が降伏しちゃったんで、さーてどうしょう? 1530機という初期の大量発注は大幅なキャンセルにより僅か482機の生産に終り、イギリス空軍のテンペストUは1951年を最後 にホーネットに交替。また余剰となった機体のうち89機がインド、24機がパキスタンに引き渡され1950年代半ばまで使用されたそうだ。そういう面では悲運の高性能戦闘機っちゅうことかなぁ。このテンペストUを、小型軽量化したフューリー(非常に洗練されたデザインの複葉機フューリーが存在するので正確にはフューリーUということなんでしょう)はシーフューリーとしてイギリス海軍が採用。朝鮮戦争では、あのMig−15を撃墜するなど、レシプロ戦闘機のひとつの究極の形といわれる高性能機ですよ。
 キットはマッチボックスのコンバチ。このMk.Uと普通のMk.Xのコンバチかと思っていたら、そうではなく、翼付け根にオイルクーラーを移し、2340馬力というより強力なセイバーXを搭載したMk.Yとのコンバチでした。確かに主翼が一種類でしたぁ。

   
   
 
 
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