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モランソルニエM.S.406C1

スボルナヤ
ユーゴスラビア パルチザン空軍 1944 9月 ザルザーニ
 

 前作と同じモランソルニエM.S.406です。と、言ったものの箱画をご覧頂けるとお分かりのとおり、実際のところ何だか分からんのです。パッケージには典型的なロシア文字とマークもなーんにも書かれていない機体のイラスト。取り説もじぇーんぶロシア語のうえ組み立て手順のみで、塗装、マーキングの指示はありましぇん。となると当然デカールは付いてない。んでもって、ぷらもオヤジ/72、ロシア文字とアルファベットの対比一覧ちゅうのを持っておるんですが、それとにらめっこしても、「モランソルニエ」「もM.S.406」もどこにも見当たらんのですョ。で、排気管がちゃうのでひょっとすると前作でちょこっと触れたフィンランドのメルケモランかぁ? しかーし機首まわりの形状はどー見てもモランソルニエで、パッケージのイラストはどっかで見たことが有るぞーっと思ってたら、フロッグのペーパースリーブのイラストと同じアングル。今回は特別に二つ並べて(フロッグのキットは持っていませんが)ご覧頂いちゃいましょう。よーするにロシア製と推測できる以外、機種もメーカー名(対比一覧表から判断するとスボルナヤモデルとなるよーです)もよーわからんキットなのですぅ。

           

 さてキットですが、簡易インジェクションで、あのペガサスとまではいきませんが結構すごいです。あっちゃこっちゃズレるは、隙間はできるは、翼の後縁はまな板みたいに厚いは。おまけにコクピットは床板とシートだけでガランドウ。さすがに計器盤やら座席後部を造作しました。更にキャノピーが直線的で、高さも足りん! 決定打はプロペラ。修正せずそのまま組みましたが、ブレードの角度が逆じゃあ!これじゃあ後に進んじゃうよぅ! しかしまあ、皆様がこのキットに遭遇することは稀というか、まず無いでしょうし、仮に出っくわしたとしても、ぷらもオヤジ/72としては、どーしても形にしたい、とおっしゃる方は別にして、これはお勧めいたしませんよぉ。
 ということでその他悪戦苦闘?の詳細は省略ーっと。マーキングはライジングデカールを使用してユーゴスラビアのパルチザン空軍。

   
 
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