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ノースアメリカンP−51Dムスタング

レベル
ジャズLP“サンディ・シング” ジャケットイラスト アメリカ民間機  
 

 ムスタングです。イギリスへの供与用のP−51でもなく、P−51Dでもありません? というのもこの機体。お友達のチャーリィさんのサイト「チャーリィズ・ノート」で紹介されている、スリー・ブラインド・マイスというレーベルから、多分1976〜7年に発売された「サンディ・シング」というジャズのレコードのジャケットに描かれているイラストの機体です。
                      

 どう見てもP−51をイメージしたイラストなんですが、実機とは若干というか、大分違うんです。このイラストを画いた方が、イメージはかなり近い最終量産型のHや、軽量化の試作機FやG、それとイメージとしてはこれが一番近い同じ軽量化を図った試作のJとかをご存知であることは、まあ無いでしょうし、大分違うんですが、やはりどー考えてもP−51Dなんですねぇ。
 そこで、以前P−51Dとして製作のギラー少佐の赤いムスタング。レベルの古いキットなんですが、機首は妙に細長いし機体後部はデレーっとしてるんです。そういえばその赤いムスタングをご覧頂いてメールを下さったあの三輪さんが、ムスタングを形容して実に上手いことをおっしゃってました。その言葉をお借りすると「どこかスマートな、スポーツ万能だけど勉強もすごいんだよって感じの、文武両道タイプの秀才」のP−51Dの端正なフォルムには程遠いんです。逆にそれがこのジャケットの機体のイメージに結構近いものがありまして、なーんと同じキットをストックしていたんです。それがこのレベルのパイロン・レーサーのキット。P−39とのセットものなんですが、P−51は間違いなく、あのギラー少佐の赤いムスタングと同じ金型を使用したキットですので、詳細は134作目の“ミリーP”をご覧くださーい。
 ということで、一応ノースアメリカンP−51D?ムスタング。機銃と増加タンクのパイロンをカットしてジャケットのイラストに出来るだけ近いイメージにしましたが、67(これはレコード番号)や尾翼のマーク(これはレーベルのスリー・ブラインド・マイスのマーク)、機体のウッドペッカー(でしょうねぇ。なぜウッドペッカーなのか良く分かりませんが)など、多少シャープにしましたぁ。一応アメリカの民間機ということだと思うので、民間登録番号N67TBMを勝手に追加しちゃいました。普通アメリカの民間機登録番号は頭のNの後に3桁の数字とアルファベットが2文字でして、この数字2桁とアルファベット3文字の組み合わせが実際にアリかどうかは分かりませんが、どこかのお役所みたいに杓子定規ではない柔軟なアメリカ。きっとOK、かな? 機体のイエローはイラストを意識してムラにした訳ではありません。これでもムラを無くそうと下地にホワイトを数回吹きましたが、筆塗りだとそれでもムラになっちゃいます。うーん、難しいなぁ・・・・。
 しかし、どーにかこーにかそれなりのイメージに出来たと思っておりますが、こういう機体を作るのも結構、というか、かなーり楽しいです。

   
   
 
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