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グッドイヤーF2G−1スーパーコルセア
アヴィエイション

アメリカ民間レーサー リノ2006 トンプソン・トロフィー#57レプリカ  

 

 グッドイヤーが独自に開発したこのF2G。大戦の終結によって軍の正式採用はなかったものの、僅か17機ほどの生産、改修機が一部民間に払い下げられ、戦後間もない1940年代後半のトンプソントロフィーなどで大活躍!そのあたりは61作めで若干コメントしていまーす。
 キットはアビエイションUSKのF2G−1。61作めのフィリピン空軍仕様、79作めのアメリカ海軍仕様と同じキットです。パネルラインの筋彫りがやや細く、塗装すると消えてしまう部分も出てきますので、気になる方は彫りなおしてください。翼がやや厚ぼったく、特に後の縁がダルーィので、薄くするとフォルムが良いだけに一段と格好良くなるんでは?ぷらもオヤジ/72は前の二機共々、特にいじっておりませんけどぉ。表面の梨地っぽい仕上げがややきついかなぁ?という感じで、そこそこバリなどもありますが、一部レジンやエッチングメタルパーツを使用し、簡易インジェクション(?)にしてはよく出来たキットではないでしょうか。で、今回はパッケージのまんま。1949年トンプソントロフィーで、このF2Gが1,2,3フニッシュした時、3位に入った赤い#57。
 さて、キットのデカールですが、機体横の白いラインはデカールになってますが、翼の白い部分のデカールは無く、赤と白の塗り分け部分の細い黒のラインしかありません。ということは、自分で塗り分けるってこと? そうなんですよォ。ということで、脚の収納カバーにも塗り訳部分が掛かるので、一旦収納状態で仮組みして作業です。まず白を塗ってからマスキングして赤を吹きました。が、マスキングがちゃんとしていなかったんでようねぇ、赤い髭みたいのが一杯!、修正です。おまけに上下、左右で微妙に位置がずれたぁ! とりあえずそのまんま仕上てしまいましたが、次回に同じ様な塗装に遭遇したら、ずれないようにマスキングの仕方を考えんといかんですね。良い勉強になりました。続いて黒の細いラインを塗り訳部分にずれないように貼る! これが結構大変。 曲がる、捩れる、切れる等々。おまけは機体横のラインとナンバーのデカールが版ズレでしたぁ。
 口が斜めにカットされた特徴的な排気管は真鍮パイプで自作ですぅ。で、どーにか格好になりましたが、全体的にいま一、というよりもいま三位・・・・・? 
 それでもこうして形になってみると、シーブルー、ガルグレイ、ブラックのコレセアも格好いいけど、真っ赤なレーサーになってもやっぱりコルセア、カッコイイ!!最近のリノに正式参加していないようなのがちょっと寂しいな。ムスタング、ベアキャット、シーフューリー等の鼻をへし折って「やっぱ、コルセアよぉ!」なーんて見栄を切ってくれないかなぁ。
 
 で、後になってわかったのですが、この塗装。ネットに載っていた実機の写真を参考にしたんですが、なんと、1999年に飛行可能状態に修復されたシリアル88458で、1949年の#57を再現した物でした。プロペラブレードが1枚だけ白など、当時とは若干異なるところがあるようでして、リノに参加したかは申し訳ありませんが分かりません。で、その後2006年のリノに出場、最終ラップを残してリタイヤしたそうだ。

 
   
   
   
   
   
とじる