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ヴォート コルセアMk.T

ハセガワ

イギリス海軍  1835スコードロン 1944年 9月  

 

 ついでといってはなんですが、大好きなコルセア。まだまだストックがありますので、今度はイギリス海軍のコルセアMk.T。イギリス海軍のコルセアは基本的にMk.U以降、翼端をカットしてあります。もともとF4U−1Aそのものなんですが、性能云々じゃあなく、天井が低いイギリス海軍の空母には、そのままだと、たたんだ翼の先端がぶつかって格納できない!「だったらちょっと切っちゃえばええやんかぁ!」といういかにも単純な、イギリス的(?)理由なんだって! 結果的には失速速度がやや上がったものの低高度での運動性が若干向上したらしい。で、このMk.Tはバードケージ型のF4U−1ですので本来はそのままなんですが、中には翼端をカットしたものもあったそうで、今回はカットした状態にしてみました。
 キットはハセガワ。古い金型なんでしょうか、パネルラインは細い凸モールドです。でも特に気になることはなく、他はところどころにバリがあるくらいでこれといった問題も無く、すらすら組めちゃいます。プロペラが固定ですので、回転できるように加工しました。で、使用したキットのデカールですが、取説には、1835スコードロンの機体で1944年とあります。しかーし、ものの本によるとこのスコードロンにMk.Tが配備されていた時期は1943年で、1944年にはグッドイヤー製のMk・Wに機種変更されていることになってるんですが? さーて、どっちが正しいのかなぁ?
 でもまあ、翼端のカットの件同様、あんまり細かいことをいうのは、ぷらもオヤジ/72のポリシーではありませんので、そのまま、そのまま。実在したかはわかりませんが、第1835スコードロンの翼端をカットしたMk.Tであります。
 これで、フィクションやおまけの48をいれて18機めのコルセア。約10機に1機はコルセアを作っていることになりまして、厳密に言えば−4の夜間型―4N、夜間型ではない―5などなど、まだですが、一応コルセアの基本的な量産型で、代表的なマーキングはひととおり作ったことになるのかな? 

   
 
   
   
とじる