0200

マクダネル・ダグラスF−4JファントムU

ハセガワ

アメリカ海軍 第4航空試験評価飛行隊 ヴァンディ76 1976

 

 えー、プラモの世界へ復活してまもなく5年と9ヶ月。やっとこ200機めとなりました。 週に約1機、年に約50機のペースで作ると280機位になっておらんといかんのですがねぇ。約2年分少ないのでありますが、マイペース、マイペース!
 さて、これまでの節目製作機種ですが、まず50機めは、特に節目という意識はないまま神風を液冷化したフィクションのキ15改九八式試戦。100機めは一応節目を意識してサンダーバーズのF−100にしようとしましたが、機体下面の鳥のモチーフのデカールが付属しておらず頓挫。遊んでしまいこれも完璧なフィクションのR−1プテラノドーン。150機めはジャンクキットで、付いていたカウリングの形状が11型みたいにやけに直線的でへんてこりんでしたが一応正調?零戦32型。で、200機めはどーするべぇ、と考えておりましたが、やっぱりこれしか無い!?
 ということで、1976年アメリカ建国200年記念塗装は色々あれど、このいかにもアメリカ!星条旗が飛んでるみたいな派手派手は、サンダーバーズとかの曲技飛行チームの他にはそうは無かろうというVX−4のバイセン・ファントムU“ヴァンディ76”ですぅ。
 さて、ファントムといえばぷらもコゾウ/72だった頃、メーカーは忘れましたがガルグレーの機体を作った記憶があります。当時は1962年のアメリカの3軍統一機体命名法が施行される前後で、且つぷらもコゾウ/72はFH−1ファントムの存在を知る由も無く、メーカーも知ってか知らずか、パッケージはUが付かず単にF4H−1ファントムとなっていたんじゃあないかと。その頃も大戦の単発戦闘機が中心だったもんで、現用のジェット機って随分とでっかいんだなぁ!なーんて思いました。
 キットはハセガワ。そこそこ古いキットのようで、一部形而変化で若干変形が見られましたが、スジ彫りのパネルライン。パーツ数はそこそこありますが、モールドはシャープでバリは少なく、合せはほぼピッタリ。ディテールもそこそこ再現されたよく出来たキットではないでしょうか。
 さて仕上のマーキング。一部、赤と青、白の塗り訳けが必要ですがおおむねデカールで再現されております。カルトグラフらしいこのデカール、白が若干色抜けします。ぷらもオヤジ/72、カルトグラフなら大丈夫かなとは思ったものの、一応ベースのブルーをデカール部分全面に塗って置きましたのでセーフです。加えて、エッシーのレッドバロン等でもふれましたが、これだけ曲面があるとおいそれとは貼れませんことよ!途中に切り込みを入れたり、ソフターを多用して、だましだまし、じわりじわりと密着させていきます。が、それでも、皺ができてしまいましたぁ。また垂直尾翼や翼前縁近くの星。ベースがダークブルーですのシンバリングって言うんですか?浮きが目立つ!ところどころをデザインナイフで切り込み、ソフターをしみ込ませ、そーっと且つ力強く押す!の繰り返しです。
 で、貼ってる途中で気が付いたことが。取説の塗装指示のMr.カラーのレッド327とブルー326。デカールのレッド、ブルーと合ってませーん。デカールより暗い!ので、デカールと合わすには明るい色にしないとあかんのですが、そうなるとなーんだか軽ーくなっちゃいそうです。実際は塗装指示のカラーが実機に近いようで、よーするにデカールのレッドとブルーが明るすぎるってことデスネ。
 ということで、久々の新作ですが、いまいちですねぇ。

   
   
   
   
とじる