花の５番トリオってご存知ですか？マッキＣ２０５ベルトロ、フィアットＧ５５チェンタウロ、そしてレッジアーネＲｅ２００５サジッタリオ。大戦後期、イタリアが生んだ戦闘機で、いずれもダイムラーベンツＤＢ６０５Ａや、それを国産化したフィアットＲＡ１０５０ＲＣ液冷エンジンを搭載し、Ｐ−５１等と同等に戦える高性能機だったといわれております。
　これらの基になったのがマッキＣ２００、フィアットＧ５０、そして前作のレッジアーネＲｅ２０００。いずれも空冷エンジンを搭載していました。しかしまあ、基になったとはいえ、Ｇ５５はかなり、Ｒｅ２００５は全く別設計といえるので、正確に言えば基本設計が良く、殆どそのまま水冷に積み替えたようなＣ２０２だけが、基になったのがＣ２００ということかもしれませんねぇ。で、なんで突然Ｃ２０２になっちゃうの？ですが、Ｃ２０５はＣ２０２のエンジンをＤＢ６０１からフィアットＲＡ１０５０ＲＣに換装した機体で機体の基本設計に大きな差はないようなんですぅ。
　んでもって、そのマッキＣ２０２のレッジアーネ版がこのＲｅ２００１。基になったＣ２００の基本設計が優れていたマッキと違い、もともとセバスキーＰ−３５と良く似たビヤ樽みたいなずんぐりむっくり形状のＲｅ２０００の機体の横幅だけを細くし、天地はそのまま？という機体に、ＤＢ６０１を積んでもさほどの性能の向上は見られなかったらしい。それでも２５０機程が生産され、派生型の夜間戦闘機型や戦闘爆撃機型などが有ったそうだ。
　キットはスーパーモデルのＲｅ２００１。同社のキットは他にも何機かストックしていますが、製作したのは初めてですぅ。で、モールドを見て気が付きました。これって胴体は別金型だけど、翼など他のパーツは前作のイタレリのＲｅ２０００と同じ金型じゃん！どっちが先かはわかりませんけどぉ。
　ということで、派生型の夜間戦闘機ＣＮ型。排気管が消炎タイプになっているんですが、詳細が分からんのでそのままにしちゃいました！マーキングはスカイモデルの別売りデカールを使用して独立２３４飛行隊ですが、翼のマークの指示が取り説に書いてない！　で、多分こうだろう？ってことで、白黒が反転したマークをフィアットＣＲ．４２の夜戦のように翼下面だけに。