スーパーモデルのキットで前作のＲｅ２００１、前々作のイタレリのＲｅ２０００との共通パーツが殆どですので、キットのインプレッションは省略〜ぅ。
　さて、水冷エンジンを積んだもののさほどの性能向上が見られず、且つそのＤＢ６０１の供給不足もあり２５０機ほどの生産で終ったＲｅ２００１。そこでレッジアーネは同機を再び空冷エンジンに戻した改良機を開発。直径の小さいピアッジョ４５を搭載。先細りのカウリングに大きめなスピナーを装備した、幾分洗練されたフォルムに生まれ変わり、部分的にはＲｅ２００１を上回る性能を示したのがこのＲｅ２００２アリエーテ。（最近は、前作のファルコ�Uをアリエーテ。このアリエーテをアリエーテ�Uという説が有力らしい。）しかーし純粋な戦闘機としてはやっぱり役不足。生産型は全て戦闘爆撃機タイプで１９４２年から配備されたが、１９４３年の連合軍のシチリア島攻略作戦終了時には生産機の半数以上が破壊、撃墜されてしまったそうだ。
　で、ここからがＣ２０５ベルトロなど他のイタリア機と同様に数奇な運命をたどることになる訳でして、休戦時に生き残った機体のうち６０機程はドイツ空軍が接収し、ドイツ空軍機としてフランスのレジスタンス戦に投入。残りの一部はそのまま枢軸側の北イタリア共和国国民空軍機、一部は南イタリアの共戦国空軍が連合軍機として使用したらしい。つうことはサッカー戦争のコルセア、インパ紛争のテンペスト�Uじゃないけれど、Ｒｅ２００２同士のドッグファイトがあったかもぉ。
　ということで、連合国についた共同参戦国。略して共戦国空軍のマーキングです。キットのデカールはドイツ空軍、北イタリアの共和国空軍、そしてこの共戦国空軍の２３９飛行隊のマーキングが選択できますが、ラウンデルのベースの白からはみ出た部分の赤が色抜けします。なので、キットと同じ２３９飛行隊ですがスカイモデルの別売りデカールを使用しましたが、キットのデカールとスカイモデルの別売りで、ラウンデルの大きさがすんごく違っています。キットのデカールのラウンデルの方が全然でっかいんですけどぉ、どっちが正しいの？