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フィーゼラー Fi103 V1

ハセガワフロッグ

ドイツ空軍 第155対空連隊 1944

 

 これを航空機と呼んで良いのか分かりませんがドイツの正式名称フィーゼラーFi103、有翼ミサイルV1です。しかしミサイルといっても結構大きな翼を持ち、動力はパルスジェット。昔TVだったと思いますが、その飛行中の音付きの映像を見たことがありまして、その排気音?はバッバッバッバッバッ!というちょっと見、ではありませんね、ちょっと聞ぎ?ではレシプロエンジン、いってみれば回転をすんごく上げたハーレーの排気音とでもいったらいいんでしょうか、そんな音だったと記憶しています。
 時速600km前後で、気圧高度計によって設定された高度を単純に水平飛行。機首の小さなプロペラの回転数で距離を測定し、設定距離に達するとエンジンが停止、制御装置が働いて急降下するというのでは、目標に到達する前にテンペストやグリフォンスピット、ミーティアなんぞに撃墜されたり、対空砲火で打ち落とされたりしても不思議ではありませんねぇ。とはいっても、この技術が現在の巡航ミサイルの基になっている訳で、その是非はともかく、ドイツの科学力というか技術力というか、やはり大したもんだったんですねぇ。
 で、キットは201作目のジャンクのスピットに付属のモデルで、パルスジェットエンジン以外は組み上がっていて黒一色に塗装されておりました。キットといっても、いろいろなキットに付いている爆弾や燃料増加タンクなどに毛の生えたようなものなので、特にあーだ、こーだ語るほどのものでは・・・・・。ブリュッセルの博物館に展示されているという模型の画像がありましたので、それらしく再塗装。注意書きみたいなちっこい文字は余ったデカールからそれらしいのをペタペタ貼っちゃいました。地上で保管用のドリー(って程のものではない)はプラ棒で自作です。そういえばちょっと前、良くお邪魔する下北のSNYさんに「V1ミサイル発射台」なんていう72の、V1が何機か付いたジオラマのキットがあった!まだ売っているのかなぁ?


 
 
 
 
   
とじる