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リオレ・エ・オリビエ C.30

アズール

フランス海軍 3S2飛行隊 1939 ツーロン

 

 えー、オートジャイロです。188作目のアブロ606Aのコメントの中でちょこっとオートジャイロなんて言葉が出てきましたが、実際に形にするのは初めてです。キットはこれも製作するのは初めてのフランスのアズールのキット。
 さて、オートジャイロとは何ジャィロか?画像をご覧頂いたとおりヘリコプター見たいな形状ジャィロ。ジャガプロペラが付いておるジャィロ。ジャカラ飛行機のようジャィロ。ジャガ翼がないジャィロ・・・・・・。いつまでもおやじギャグではいかんですね。
 そもそもオートジャイロはスペイン生まれのフアン・ド・ラ・シェルバという航空技術者が開発したモノで、1923年1月17日に初飛行を成功させたそうだ。機体上部のローターブレードは無動力で、プロペラで前進すると回転し、揚力を生んで飛び始めるらしい。詳しい事はようわからんですが、飛行機ほどスピードはでないものの、滑走距離が極めて少なくてすむらしい。で、このC.30。そのシェルバさんがイギリスで設立したシェルバ社で民間用に製作した機体。これが大ヒット作となり、フランスのリオレ・エ・オリビエ社がライセンス生産。それをフランス海軍が南フランス、ツーロン(Toulon)の軍港や周辺の近海哨戒用に採用、同地区の3S2飛行隊へ配備した機体だそうです。
 で、キットですがスジ彫りパネルラインのインジェクションで若干のバリなどありますが比較的宜しいようです。しかし、エンジン周りとローター軸のパーツがレジンです。エンジン周りは細かい成型で取り扱い注意!ぷらもオヤジ/72のキットは、円周状の集合排気管についている細い排気管が3本折れていましたが、何とか形になります。プロペラは接着するだけなので回転出来る様に加工は、ユニクラフトのレジンなんぞで毎度お馴染み。問題はローター軸。ブレードを取り付ける為の細いピンが直径が1mmもありません。これにインジェクションのブレード(薄い板状ですが長さ7cm、幅4mm位)を取り付けるんですが、ピンがレジンですよォ、まず持たんですネ。仮に持ったとしてもちょこっと触れただけで、ポキッ!と折れること100%請け合いです。何でこんな重要なパーツがレジンなんじゃい! と叫んじゃいますよォ。ということで、この部分、プラ棒と真鍮棒を使用して自作しました。というか、強度を持たせる為、言い換えれば完成させる為には自作せざるを得ないと思いますので、これからこのキットを作ってみようと思っていらっしゃる方は、覚悟が必要かな〜!? デカールの馴染みは宜しいんですが、尾部のラダー付近は結構凹凸があります。ぷらもオヤジ/72、三色の縦縞と文字は上下2分割して貼りましたぁ。

 
 
   
   
   
とじる