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以前、コミック「紫電改のタカ」シリーズを作りましたが、今回は貝塚ひろしのコミック「ゼロ戦レッド」です。11月の雑記帳で申し上げましたが、私ぷらもオヤジ/72、来年で還暦なんでございます。還暦といえば「赤いちゃんちゃんこ」ですが、まだまだ若いと思っている私、「そんなものは要らん!」で、何か赤いもの、で、赤いゼロ戦、で、作っちゃおぅ、となった訳です。 で、この赤い零戦。コミックの設定では大戦末期、特攻が始まった以降のお話しになる訳で、画を見ても推力式単排気管を採用した52型(以降の型)のようですが、キットはストックの関係からジャンク(といってもパッケージが無いだけですが)のハセガワの古いキットで32型を使用しました。パネルラインは細い凸モールドで凸リベットが一杯ありますが、ぷらもオヤジ/72としてはそれ程気にはなりません。若干のバリを落せば各部の合いは良く、当時としては良く出来たキットではないでしょうか。で、このキット。通常の32型のカウリングの他に、推力式排気管のタイプともう一個。計3種類のカウリングが入っておるのですよ。で、32型に推力式排気管という実在しない32型改?にしてしまいました。基がコミックなんでご勘弁。ただこのカウリング、3個とも形状が直線的且つやや長い感じで実機とイメージがちょこっとちがいます。150機目のタミヤのジャンクと申しあげました32型。カウリングがやっぱり直線的で長かったので少し詰めたけど、ひょっとするとあれってカウリングだけハセガワだったのかな?まあ、それはそれとして、このカウリングに丸みを付けるのは難工事ですので、長さだけ1mm位詰めました。32型の主翼の20mm機関砲は短銃身で銃口があるでけですので、22型の途中から採用された長銃身の99式2号型に。真鍮パイプで自作です。 さて塗装です。カラーの画は表紙にしかなく、はっきりしませが機体の赤だけは間違いない。カウリングはおそらくオリジナルの青みがかった黒でOK。キャノピーの枠は画では白く見え、無塗装シルバーの様ですがオリジナルのグリーンを剥がすことも無いだろう、ということで濃緑色に。さて問題は下面です。コミックの中で「海と同じ色」となっておりまして、さーてどうする? ストーリー上では、ニュー・ブリテン島のラバウル海軍基地なんぞが出てくるので、ミクロネシア海域が主な舞台になるかと思いますが、さて、この辺りの海の色ってどんな色だろう? ところでちょこっと話は逸れますが、その海域の北西。日本の東海、四国の南岸から九州の東の沿岸を北の頂点とし、東はマリアナ諸島のグアム、サイパン辺り。南はパラオ、ヤップ諸島周辺。そしてフィリピンの東の沿岸を西の頂点としたほぼ菱形の海域はフィリピン海と言って太平洋とは区別され、その名前は世界的に浸透しているそうです。ところが日本では、政府は公認しているようですが一般には多分殆ど知られていないよね。ぷらもオヤジ/72もいままで知りませんでしたし、海上保安庁が発行している公式海図にもその名称は使われていないらしい。ふーん、どうしてなんですかねぇ? さて、話を戻しまして「海と同じ色」ですが、オーシャンブルーなんて濃いブルーがありますがちょこっとイメージが違う。以前行ったハワイ。ホノルルからマウイ島へ飛ぶアイランド・エアの窓から見た海は、島の周囲はどちらかといえばスカイブルーに近いし、陸から離れるとコバルトブルーや紫ががった青。他に少しグリーンがかっている青の部分もあったような気がするなぁ。細かい波頭が白、というかライトブルーにキラキラと光っていて、一言では何色と言えないように様々なブルーがあったよなぁ。で、これと言った色の設定は無かろうということで、勝手に決めました。ベースはシルバー。上からクリアブルーにクリアグリーンを少し加え、あえて斑が出るように塗ってみましたぁ。当時はクリアーなカラーの塗料なんて無かったろうけど、これも基はコミック。塗った者勝ちじゃい! で、ゼロ戦レッドの赤い零戦の出来上がりぃ。 こうなると、紫電改のタカと同じように登場する他の目ぼしい機体、タイガームスタング、ドクロウォーホーク、そして4翅のプロペラと水滴風防に改造した赤い零戦を作らんといかん!と勝手に思っておりますが、紫電改のタカでもムスタングとウォーホークだったよなぁ。これって偶然の一致なんでしょうかねぇ・・・・? へへっ。 |
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とじる | ||||||||||||