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ホーカー ハンターF.Mk.6


エアフィックス

イギリス空軍 第111スコードロン“ブラックアローズ” 1958年

 
 意識したわけでもありませんが、前作に続いて真っ黒なイギリス空軍のハンターです。イギリスの飛行機好きにとって、ハンターといえばこの真っ黒なトレブル・ワン(No.111)スコードロンのアクロバットチーム"ブラックアローズ"の機体らしい。
 イギリス初の後退翼の戦闘機として開発されたこのハンター。その開発はあのシーホークを後退翼にしたP.1052から始まった。そういえば翼付け根の空気取り入れ口にその面影が見られますね。で、原型P.1067の初飛行が1951年7月。1954年から配備が開始されたもののその頃アメリカやソ連では超音速のF−100、Mig−19などが配備されており、遷音速(せんおんそく:音速と同じくらいの速度)のハンターの戦闘機としての就役期間は短かった。しかし、その低空での運動性の良さとウェポン搭載量の多さなどから地上攻撃機、戦闘爆撃機として運用され、その高い信頼性と実用性に加え安価なことで世界各国で使用された。イギリス本国や多くの国では1980年代に第一戦からは退役したものの、スイスやチリでは1990年代まで使用されたようだ。
 
 キットはエアフィックスのかなり古いキットで、凸モールドのパネルライン。各パーツともシャープさに欠け、特に翼の後縁や脚収納カバーなどはかなり厚く、気になる方はシャープに削ってください。その他各パーツの合いも今ひとつで、ぷらもオヤジ/72は若干の加工、修正でそのまま組んじゃいましたけど、昨今の多くの模型雑誌の製作記のようにカッチリと作ろうとしたら、こりゃあ大事で疲れちゃいそう。プラモは楽しく作らなくちゃあ!! 尚、微妙なところで、取説に記載はありませんが一応機首に若干の錘を入れておきました。
 さて、仕上げのデカールですがキットのは印刷がズレ、ラウンデルの白縁が均一ではありません。もう一個同じキットを持っていて、同時進行中ですがこちらのデカールも版ズレです。最も目立つ部分ですので、ここは余ったデカールから白縁の日の丸の適当なのをピックアップ。別の適当な余ったラウンデルと合体させて使用しましたが、これがグッド! 他のデカールはキットのをそのまま使用しましたので、ラウンデルの赤白青と垂直尾翼の国籍マークの赤白青の色が違っちゃてますが、悪しからず。尚、キットのデカールは密着性が今ひとつで、しかもつや消し状態。最後にグロスクリアを吹きました。
 ということでイギリス空軍ブラックアローズのホーカーハンターF.6。

 
   
   
   
   
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