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ホーカー ハンターFGA.9


エアフィックス

オマーン空軍 第6飛行隊 849番機 スムライト 1989年

 
  もう1機ハンターでFGA.9。キットはエアフィックスのキットですが、前の2機とは若干異なる次の世代なのでしょうか、凸モールドのパネルラインやパーツも若干シャープさに欠けはしますが大分修正されています。タイヤのホイールもそれらしいハブがモールドされ、コクピットは床板に操縦桿もあり、座席も噴出座席らしいパーツになっています。
 さて、このFGA.9。新造の機体ではなく全てF.Mk.6から改修された本格的な戦闘爆撃機型だそうだ。で、ハンターの型のバリエーションはかなりあるように見えますが、実は様々な国へ輸出された機体の型番のみをMk.50から81とし、その実態はMk.6だったりFGA.9だったり、あるいは並列複座の練習機タイプのT.Mk7だったりする訳でして、実はこのFGA.9が偵察機タイプを除いた単座の最終型なのでありますよ。
 マーキングですが、236作目のハンターに使ったカッティング・エッジの別売りデカールからオマーン空軍です。で、70年代はダークグリーンとオーシャングレーの迷彩にラウンデルといったイギリス本国に準じた一般的な迷彩で、そのデカールもありましたが、こちらはなんとダークシーグレー単色で、ラウンデルなどの大きな国籍マークや機番などはありません。垂直尾翼に小さなマークと機体後方に数字でしょうか、小さなアラビア文字があるだけという塗装です。これはもうロービジの世界ですね。
 ある資料本ではオマーンのハンターは1983年まで現役にあったということですが、この塗装はデカールの説明では1989年。1990年代に退役したスイスなどと同様にラスト・ハンターに近い機体でして、ロービジでも不思議ではないか!?。
 
   
   
   
   
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