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川崎キ61−T甲(丁)三式戦飛燕 


ハセガワ

アメリカ海兵隊第322戦闘飛行隊 鹵獲機 1945年5月 嘉手納 沖縄

 
 ハセガワの古いキットでラムパワージオラマシリーズの一つ、飛燕です。このシリーズは他にBf109G(ストックしています)と、もう一つP−51Dが在るようなんですが詳細は分りません。で、どういうものかと申し上げれば、モーターで回転させる2p□位の磁石を組み込んだ台座の上にジオラマを組み立てるのですが、こちらの機体などにも小さな磁石を組み込みます。台座のスイッチを入れると磁石が回転し、そのS極とN極の動きにジオラマ側の小さな磁石達が反応して機体のプロペラが回り、吹流しや植え込み等が揺れるという、なんとも凄いと言うか、笑えるというか、そんなキットです。
 さて、本体の飛燕ですが取り説には一型改丙と記されております。丙はマウザー砲を主翼にセットし、銃身が出ているので他の型との識別が容易なのですがキットにはありません。また、明野飛行学校の二七番機のデカールが付属しており、明野に乙は配備されていないはずなので、甲ということになりますか。もっとも外見上、甲と乙は見分けがつかない? で、キットは基本的には178作めの丁と同じですので、インプレッションの詳細はそちらを。大変組み易いハセガワならではのキットです。が、先程申し上げましたプロペラを回す機体の磁石。この組み込みをしっかり調整しないと上手く回りません。ぷらもオヤジ/72も組み上げる前は回っていたのですが、最終的にはどこかに引っかかるような感じで、滑らかに回らなくなってしまいました。ウーン!! 
 キットには吹流し、植え込み、旗を持つ兵隊さんなどがセットされてはおりますが、その他はありません。イメージ造りに104作めのナランジェロで並べたハセガワのウィリスジープやエアフィックス他のフィギュアを持ってきました。
 塗装ですが、ライジングデカールのダイングサンという鹵獲された日本機のマーキングを集めたシリーズの中から、1945年沖縄に上陸したアメリカ海兵隊に鹵獲されたと思われる一型丁の塗装です。丁は乙の機首にブローニングを基に国産したホ5という20mm機関砲を搭載し、実寸で20cm、72にするると3mm弱、機首が長くなっておりますが、そのままパクらせて頂きました、悪しからず。全面シーブルーに塗られ、海兵隊第322戦闘飛行隊に所属した機体で、英文の説明にはフライング・トーイ(空飛ぶおもちゃ?)と記されています。英語独特の言い回しのようで、なんとなく雰囲気は分りますが正確な意味合いは分りません。
 
 
     
 
   
 
     
 
     
 
     
     
とじる