0250


スーパーマリン スピットファイアMk.Ta


フランス
エアフィックス

イギリス空軍 R6904 1040年 6月6日〜8月10日

 
 プラモの世界へ戻って早11年と一ヶ月でして、当初の一週間に一機のペースであれば今、約580機完成していなくては! が、遅まきながらやっと250作目になりました。ということはそれでも二週間に一機くらいは作っているということになるのかぁ。
 さて、節目の250機めはスピットファイアで、その最初の生産型Mk.Tです。が、このMk.T、量産機が4種類ありまして、まず初期生産型。これに2種類あってマーリンUを搭載した固定ピッチ2翅プロペラでフラットなキャノピーのタイプと、78機めからマーリンVに変更しプロペラも2段可変ピッチ3翅、そしてスピットファイア独特の膨らみのあるキャノピーのタイプ。次にWWU開戦後、風防に防弾ガラスを追加、照準器や無線器が変更された標準生産型。外見ではアンテナ柱がそれまでの棒状の物から先細のタイプに変わっているので識別できる。で、ブローニング7、7o機銃8丁では防弾装備の強固なドイツ機には威力不足で、内側4丁をイスパノ20o機関砲2門に変更したb型がある。Mk.Tbは分るとしてその前の3種がはっきりしませんが、どうやら初期生産型の二つの区別は無く単にMk.T。標準生産型をMk.Taと呼んでいるようですね。
 キットはフランスエアフィックスの古いキットで、パッケージにはMk.Tとしか印刷されていませんが、アンテナ柱の形状と防弾ガラスの付いた風防などからMk.Taのようです。また、パッケージにSNAP n glueと書かれています。各パーツの合わせのホゾの数が普通より多めでして半スナップキットなんでしょうか?確かに穴の方が少し小さめに出来ていて、パッチンとはめ込む感じですが入りきらず、普通のキットの感覚ではちょっときついかな?で、ホゾをカットしたり、穴を大きくしたりの余計な加工をしました。
 パネルラインは凸モールドですが、昔のキットは皆こうだったので気になりません。若干合わせを修正しましたが、最終的に上反角が少し足りないかな?くらいで、パーツも必要最低限。ぷらもオヤジ/72としては大変組み易く良いキットかと思います。が、デカールがインレタみたいなタイプで且つ古いためでしょう、糊が完全に乾ききっており全く使用不可。おまけに赤の印刷がずれ蛇の目の赤丸が同心円上に無い。キットそのものは宜しいのですが、デカールはおそらく似たり寄ったりの状況で使用不可かと思いますので、仮に中古個店などでこのフランスエアフィックスのキットを見つけられても、ぷらもオヤジ/72としてはお勧めいたしません。
 で、ぷらもオヤジ/72は急遽エアフィックスのBT◎KというコードレターでシリアルRG904のMk.Tと思われる、ビニール袋の上部を紙のパッケージ?で挟んだキットを購入し、デカールを借用しました。ところがどっこい、Mk.Tを使用したスコードロンにBTというコードレターのものは無く、RG904というシリアルのMk.Tも、ぷらもオヤジ/72の持っている数少ない資料の中には存在しないのでありますよ。そこでもう少し調べたところR6904と言うMk.Tは存在するようです。シリアルは横棒を入れるくらいの手直しでGを6に出来る書体だったので直しましたが・・・・。
 ということで、転用したデカールのこのスピットファイア。どう見ても正調スピットファイアMk.Taなんですが、やはり実在しないマーキングなのでしょうか。エアフィックスさん、どうなんですか?
 
 
     
 
     
 
   
 
     
     
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