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メッサーシュミットBf109F−2

ファインモールド

ドイツ空軍 第54戦闘航空団 第U飛行隊 ハンス・フィリップ中尉 1941年 ロシア  

 

 久し振りのルフトヴァッフェ。179機めの飛燕と同じファインモールドで機体の迷彩を全てデカールで表現しているのも飛燕と同じ。キットの出来はというと飛燕に輪を掛けてすこぶる宜しく、翼の後縁なんぞ向こうが透けて見える!はちょっとオーバーかもしれませんが、それくらいシャープです。で、このBf109F、ベンツのDB601Nや機首のMG17機銃がモールドされておりまして、外板を外すとエンジンや機銃が見えるように出来ておるのです。ディテールアップパーツなら分りますが、72のキットでここまでやるとは!って感じですね。凄い!!
 さて、迷彩のデカールです。飛燕やその後の48隼でも申し上げましたが、とにかく薄いのでソフターなんぞ使おうものなら、シナシナになってにっちもさっちもです。間違えても使わないように! が、今回はベースがシルバーではありません。RLM76のライトブルーを塗らなくてはいけませんが、これが意外とクセモノでして、どちらかと言えばマット系なんですね。で、デカールの密着度がイマイチ。光沢クリアを吹いてから貼ればOKでしょうが、ぷらもオヤジ/72、そのまま貼ってしまいました。特に翼上面の一枚の大判デカール。後縁などのはみ出た部分など、乾燥後に落そうとしたら剥がれちゃいけない部分まで一緒に落ちてしまった!ウーン。結局、多くのエッジ部分は筆塗りでレタッチすることになりました。それでも、まだエアブラシを使える環境になく、ぼかしはドライブラシなどで多少ごまかし?ているぷらもオヤジ/72にとっては、機体側面のぼかし迷彩のデカールは助かりますよ。
 尚、国籍マークなどの他に日本で言えば「フムナ」とか「サワルナ」のたぐいでしょう、細かい注意書きと思われる極小さなデカールがわんさかありますので、お好みによって使用されては如何ですか?ぷらもオヤジ/72は比較的目立つものだけ使いました。仕上げにマットを吹いてから最後に、白く塗り残した翼端灯にクリアレッド、クリアブルーを塗って完成!
 と、いうことで大戦中期のドイツ主力戦闘機Bf109Fの中からその-2で、本当に久し振りの正調ルフトヴァッフェでした。

   
   
 
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