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スーパーマリン スピットファイア タイプ300


ハセガワ

イギリス空軍 スピットファイア・プロトタイプ 1936年6月 ヘンドン

 
 前作で申し上げました、念のためにゲットしておいたタイプ300を含む別売りデカールを使用して、よく知られている淡いブルーグレーのタイプ300です。キットはハセガワの古いキットでMk.Tの、2翅プロペラでフラットキャノピーの初期型と3翅でスピットファイアの代名詞ともいえる丸く膨らんだキャノピーの後期型とが選べるコンバチ。若干の修正などでスンナリ組めるのは、古いとはいえさすがハセガワです。
 タイプ300への改造ですが、まず排気管の取り付け凹をパテで埋め、半乾きのところで排気口の形に細く削った爪楊枝を差し込んで単純な陸上トッラク形の排気口を開口。ラジエーター前縁を脚収納位置に合わせプラ板とパテで斜めに延長。翼上面のバルジやポコットついている翼端灯をカット。この頃機銃はまだ装備されてはいなかったようですが、一応銃口は開けたままにして、薬莢排出口は塞ぎました。が、ネットで調べてみると、前作の無塗装で銃口が開いていたり、淡いブルーになると開いていなかったりイロイロで、何時ブローニング機銃を装備したか、良く分かりませんでした。
 主翼のパネルラインはタイプ300とMk.Tとでは全く異なりますが、筋彫りは大変だし、塗装後に細い凸のパネルラインが殆ど見えなくなったのでそのままです。悪しからず。ペガサスの指示にある脚カバーをプラ板から切り出し。尾輪を削って尾橇に修正。ピトー管はペガサスと同じ真鍮パイプで自作です。
 さてその塗装ですがこの淡いブルーグレー、正確な色は分かっていないようですね。ある資料本にはシープレーン・グレーとありますが、ペガサスの塗装指示はフレンチ・グレーでFS36375とまでありますので信憑性が高い?でこのFSナンバーだとMrカラーの308に当たります。また、別売りデカールの説明に"grey a touch of blue, similar of the Seaplane Grey"とありまして「フレンチ・グレーに若干の青みでシープレーン・グレーに近い」と言うことですよね。で、ある資料のカラーイラストや別売りデカールのカラーイラストもMrカラーの308にかなり近いので結局308で仕上げました。デカールを貼った後、クリアの光沢を軽く吹いてスピットファイア・タイプ300。
 
 
     
 
     
 
   
 
     
     
とじる