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初代ブルーエンジェルスや日本海軍の鹵獲機とか以外の正調?ヘルキャットとしては第一作め以来となりますか。キット?はイージーモデルの完成品ですが、機首のシャーク?マウスと目が少―しばかり可笑しかったり、国籍マークの白の発色がイマイチでしたので一旦全て塗りつぶし、レベルのキットからデカールを拝借です。同じVF-27のペーパードールですが垂直尾翼の機番が1から7に変わりまして、ロバート・M・バーネル中尉の搭乗機になりました。主脚やその収納スペース、尾輪周りのカラーがレベルの取り説の塗装指示と異なっていますが、資料本などで他の機体を見ると、どーもその辺りの塗装はバラバラって感じでどちらともいえません。部分的に塗り直した程度でほぼオリジナルのまま。プロペラのハブだけはシルバーをグロスシーブルーに塗り替え。機銃の銃身をガンメタル、ピトー管の先っぽをシルバーになど。翼端灯の発色が艶消し状態なので一旦白を塗り、全体に仕上げの半光沢を吹いてからクリアレッドとクリアブルーを。最後に排気汚れ、塗装の剥げや退色などウェザリングを少々で完成。 これまでにも、キットを一から組むのには今ひとつ気分が乗らない、いってみればスランプ?みたいな時もありました。そんな時に、こうやって完成品をいじったり、塗装済み半完成キットを組んだりすることがあります。勝手ながら、まあ、これだけいじくれば「製作した」でいいですよね? さて、このヘルキャット。決して洗練されて恰好良いとは言えないドンくさい機体ですが、未熟なパイロットにも扱いやすい癖のない操縦性とパイロットの生残率を高める背面の堅牢な装甲板、被弾しても発火しにくい自動防漏タンクなどの装備に加え、見た目の鈍重さに反し旧日本軍のパイロットにも一目置かれる良好な運動性能があったそうだ。F4Uコルセアより後から開発され、その保険のような存在の無難で堅実な設計が、結果的に零戦など対日本機専門ともいえる最適の性能を発揮する戦闘機となった。現実に太平洋戦争が終結すると日本機と対峙することがなくなり、朝鮮戦争で戦闘爆撃機として活躍したF4Uとは異なり、参戦することなく急速に退役してしまった。極端な話、終戦の報を受け帰投する際、搭載していたヘルキャットを海に投棄しちゃった護衛空母もいたと言われているようですよ。 |
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とじる | ||||||||||||