アエロベース

 

GF04

フォッカーDr.T(48)

ドイツ空軍 WWT

 

 57機めの「フライヤー」に続くエッチングメタルキットです。なにをかくそう。このサイトの大元のサイト「トレッキング・ライフ」のオーナー「フジモー」さん。お勤め先で「エグゼクティブ・ライフプランナー」に昇進!おめでとうです。ここだけの話エグゼは個室が頂けるらしい。頑張れば、頑張った分ご褒美が頂けるってことですよね。で、今回のこのキット、お祝いとしてご自分のオフィスルームに飾っていただければー、と作っちゃいました。また言っちゃいますが、個室ですよー。72ではスケール的に部屋に負けちゃうっつうことで、ちょっと大きめ48のフォッカーDr.T。フライヤーの時も申し上げましたが、エッチングメタルキット。精度も高く、かなり細い部分が多々ありますので、取り扱いを慎重にすれば、見た目ほど複雑ではなく案外手軽につくれますが、出来上がりはご覧のとおりでインテリアとしてもグッドですぅ。
 さて、フォッカーDr.T。第一次世界大戦の撃墜王といわれるリヒトホーフェン搭乗機として、同時に数少ない実戦配備された三葉機としてあまりにも有名で、名機の誉れ高い傑作機。が、しかし、確かに上昇力や運動性能は郡を抜いていたらしいけどぉ、速度性能は低く、操縦性が悪かったようで、並みの技量のパイロットでは乗りこなせなかったらしい。僅か370機という生産数がそれを裏付けているようだ。
 ところで複葉機をあまり作らない方で、キットをご覧になって「おやおや、手抜きですかぁ?複葉機ならではの翼の補強張線がありませんねぇ。」とおっしゃる方がいらっしゃるかと。「はい、そーなんですぅ。手抜きしましたぁ!」と、いうのは真っ赤な偽りでして、実は私も最近まで知らんかったとですがこの機体、主翼構造が強固でして、張線はおろか翼間の支柱さえ無くても問題は無かったらしい。ところが、「パイロットたちが不安がるんじゃあないのぉ?」ということで構造的には殆ど意味を持たない、薄っぺらな板状の支柱を付け、パイロットの不安を解消したんだって!フォッカー社は鋼管の溶接技術に秀でたものがあって、機体構造や翼の取り付けなどシンプルで合理的だったらしい。そういえば第一次世界大戦の最高傑作機といわれる同じフォッカー社のD.Zも翼の張線がありませんね。
 てなことで、オマケ4。キットのままですとシュパンダウ機銃とアクシャルのプロペラが真鍮の平板でペラペラです。他がいい味なのにちょっといただけないので、ディテールアップパーツでイメージアップしました。念のため錆止めにクリアーを吹いてから、最後にエンジン部分、プロペラを装着。台座に取り付けて完成ーっと。「ふじもー」さんに差し上げるときはアクリルケースを被せまーす。

   
   
 
 
とじる