タミヤ
 

GF08

ヒューズAH−64アパッチ

アメリカ陸軍

 

 しばしば登場するソンチョ。そのお知り合いでヘリ、しかもコブラやアパッチといった攻撃ヘリ大好きお嬢様?がいらっしゃるらしい。女性で飛行機大好きといえば、以前登場したKさんのお母様ですが、それにはご幼少のころ実際に地元の工場で生産されていた隼や零戦を見ていたという思い出が詰まっていたからでして、普通女性で飛行機大好き人間はそうはいないと思うのであります。それがなんとヘリ、しかも攻撃へり大好きお嬢さんだそうだ。なぜ彼女をして、そんな攻撃ヘリ大好き人間になってしまったのかは確認しておりませんが、そういうお嬢様なら、これは敬意を表してなにかせなぁアカン! ということで、本格的ヘリを作るのは初めてのぷらもオヤジ/72ですが、ソンチョのご依頼も有ってアパッチです。
 ベトナム戦争時、兵員の輸送に不可欠となったヘリコプターですが、その着陸進入時等の支援用に輸送ヘリUH−1(当時の呼称はHU−1)イロコイに機関銃やロケット弾ランチャーを装備した武装型(ガンシップ)が開発され実戦に投入された。1962年10月のこと。その後エンジンを換装し武装を強化したUH−1Bなども開発されたものの、所詮汎用ヘリを武装化したもので、速度、運動能力は低下し満足できるものではなかったようだ。で、そのUH−1の機関系を基に設計段階から大量の武装を搭載する世界初の攻撃ヘリAH−1コブラが開発されることになったのでありますよ。AH−1Sとして陸自でも採用。エンジンをターボシャフトに換装し、AH−1Wスーパーコブラなどが開発されており、その最新型AH−1Zはローターも4翅とした発展型でコブラではなくバイパーと呼ばれるそうだ。
 で、そのコブラの後継として採用されたのがヒューズ社の開発したAH−64アパッチ。30mmチェーンガンを固定武装とし、ヘルファイヤ対戦車ミサイルやサイドワインダー空対空ミサイルなどが装備できる世界最強攻撃ヘリのひとつ。開発後にヒューズ社はマクダネル・ダグラス社の傘下となり、そのマクダネル・ダグラスもボーイング社と合併。現在、アパッチとその発展型のアパッチ・ロングボウともボーイングで生産、整備されているようだ。
 イタレリのキットを組むつもりで取説をざっと見てみると、塗装の指示が言葉(一応日本語もあり)だけでジャーマングレーとかブルーとか。ハンブロールとかの塗料ナンバーがありませんのでブルーといわれても「どんなブルーなんじゃい?」でよく分かりません。そういえばF4Uなんぞで、イタレリとタミヤが同じ金型だったのを思い出し、ストックのタミヤのアパッチを引っ張り出すと「やっぱり、おんなじだぁ!」で、取説をみるとタミヤカラーで指示がありましたので、それに従いました。が、イタレリと結構違います。イタレリは機体内部はいわゆる機体内部色と言われておりますZINC CHROMATEとなっておりまして、例の明るいグリーンなんですが、タミヤのはなーんとフラットブラック。なんか、イタレリのほうが正しいような気もするなぁ・・・・。
 ということで、キットはタミヤに鞍替え。といっても金型そのものはイタレリですが、僅かにバリなどがあるものの総じて良好。一点大きな?問題が。床板にシート等を組み機体にセットすると、メインローターの軸部が機体の穴の中心からずれ、やや後ろになってしまいます。これじゃあローターがまわらんぞぉ!床板を一旦切断、1mm位詰めてからセットしました。他は、機体下のチェーンガンを回転出来るように加工した位で殆ど素組みです。若干のウェザリング後、セミグロス、マットと吹いてから大チョンボに気が付きましたです。さて、その大チョンボ、画像からお分かりになりますか?
 一応プレゼントということでアクリルケースは東急ハンズでゲットいたしましたが、サイズは20cm×30cmに高さが10cm。これに入れると丁度良い感じになるということは、アパッチだけかもしれませんが、攻撃ヘリって結構でかいんですね。

   
   
 
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