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試作1号機が1942年12月27日に初飛行した、陸軍の重爆撃機。重爆といっても当時の日本では4発の大型機を作るノウハウが確立されていなかったのでしょうね、双発の機体です。で、爆弾搭載量は相変わらず少なかったのですが、その性能は、空身なら曲技飛行も可能といわれる単発機なみの運動性と600q/hを超える急降下にもびくともしない頑丈な機体。3800qの航続距離など、零戦、疾風などと同様の傑作機だったらしい。 こういった飛行性能から陸軍機でありながら大半が雷撃用に改修され、海軍指揮下での雷撃が主な任務となり大きな戦果をあげたそうだ。この部隊は靖国部隊と呼ばれ運用された「飛龍」を「靖国」と呼ぶようになったけど正式名称ではないそうですよ。 さてキットですがハセガワで、パーツ数も多からず少なからず。合わせも適確で若干のバリを落とすくらいの大変組みやすいキットです。が、ご覧の通り機首と尾部、その他の銃座のガラス張り(実際はガラスではなく今でいう硬質プラスチックだったそうだ。何を隠そう、このジオラマはフジモーさんのお父上の九州の実家の新築祝い用。というのもご本人が戦時中、この飛龍の機首の風防の制作に携わっていたのです。枠の内側に名前を書いたりしていたご本人から聞いたので間違いない!)の風防枠の塗装が大変。 とにかく内側が丸見えなので一旦機内色を塗った後、褐色を重ね塗りをする訳ですが、バードマンのキャノピーマスキングをゲットしたものの、これはシートをカットすることから始めなくてはいかんとは知らなかった。とんでもなく面倒くさい! マスキングテープのカット済みのシールもゲットしましたが、これですらきちんと貼るだけで大変!!で、綺麗とは言い難いのですが筆塗りした方が早い!それでも結構な時間と労力だ! 好きじゃなきゃやれんだろうねぇ。 ハンズで購入したアクリルケースをベースにジオラマ風に。おまけは、回天でも使ったハセガワの燃料補給車とエースのくろがね四起などなど。 で、このエースのくろがね四起。製作が遅れジオラマには入っていませんが画像は別途掲載。キットは、足回りの板バネとかセンターデフ?付きのドライブシャフトとか結構細部まで再現されているのですが、その精度がイマサンくらい。取り付け位置も取り説からは良く分からなかったり、おまけにフロントガラスのクリアパーツを筆頭に一部のパーツを自作せよ!がたまらんですね!! てなことで四式重爆飛龍のジオラマ、どうにか完成。さて、フジモーさんのお父上は喜んで下さるでしょうか? で、くろがね四起を後からデジタル加工でメイン画像に入れて見ましたが、ピントの具合と色調の合わせが難しい! |
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とじる | |||||||||||||