このジャケを見て「こりゃあサムシン・エルスやんかー!」って方が多々居られるかと。しかし、デザイナーのはしくれというか、化石というか、一応チャーリィ、そんな者でやんして、そんな立場からこのジャック・マクダフのジャケ。タイポグラフィでデザインすると、自然とこういう似た形、レイアウトに辿り着くことはありやすョ。
 例えば下の二つのジャケ。どちらも以前ご覧頂いておりやすが、ジャッキー・マクリーンと園まり。このレイアウト。デザイナーとして見ると、文字の縦組みと横組みの違いはあるけど、スミベタのバックに、頭の上に文字を配列した点、似てますよねぇ。だからといってどっちがどっち、とはいえないんでやんして、往々にして同じ発想で似ることはあるんでやんす。
 で、このジャック・マクダフ。これがリード・マイルスかどーかは知りまへんし、彼ならこんなことはせーへんと思うのでありやすョ。んでもって、ものの本によると、この前作のニュージャージーはフロント・ルームっちゅう所でのライブ盤は、カラーまでは分からんのでやんすが、ジャケ全体にLIVE!のタイポグラフィ。で、このジャケは、その流れを受けてのデザインのようでやんして、そこまではエエんですが、この配色。黒ベースに白と黄緑、それにスカイブルーの文字。ここまできちゃうと、こりゃあ、どーひいき目に見てもサムシン・エルスになっちまいやす。 
タイトル LIVE AT THE JAZZ WORKSHOP
   
 
   
   
リーダー JACK McDUFF(ORG)
   
レーベル PRESTIGE
   
ナンバー PR7286
   
曲 目

A1:BLUES 1 & 8
A2:PASSING THROUGH
A3:DINK'S BLUES
A4:GREASE MONKEY
B1:VAS DIS
B2:SOMEWHERE IN THE NIGHT
B3:JIVE SAMBA

   
プレイヤー

JACK McDUFF(ORG), RED HOLLOWAY(TS), HAROLD VICK(TS), GEORGE BENSON(G),
JOE DUKES(DS)

 
とじる