イギリスとフランスで共同開発されたコンコルド。旧ソ連のツポレフTu144と世界で唯二の超音速旅客機。しかし時代は、エンジン音の比較的静かなボーイング747ジャンボに代表される環境問題と大量輸送へ。時間短縮のメリットは、騒音の問題と長い滑走路、加えて最大で128という座席数の少なさのデメリットを上回ることが出来ず、結局は開発したイギリスのブリティッシュ・エアとフランスのエールフランスの二社のみが採用し1976年1月から就航。1975年12月、当時のソ連国内でコンコルドより一ヶ月早く貨物輸送機として就航したTu144は、1977年11月から旅客運行を開始したものの、翌1978年6月の事故により、僅か102便を運行したのみで旅客便は中止。で、2003年10月24日。ブリティッシュ・エアのコンコルドのフライトをもって、超音速旅客機は姿を消した。なーんちゃって、ぷらもオヤジ/72さんの受け売りでやんす。 さて、60年代半ばからのアメリカジャズ界の変化に馴染めなかった多くのミュージシャン同様、ヨーロッパへ。イギリスで数年活動した後、帰国したものの事実上一線から引退したよーな形で、クラブ歌手なんぞをしていたアーネスティン・アンダーソン。そのメジャー復帰となった、76年8月のコンコード・ジャズ・フェスティバルと77年10月のロンドン、ロニー・スコット・クラブでのライブのカップリングでやんす。クラブ歌手での苦しい生活に耐えてきたからでやんしょうか、代表作っていわれてる初のリーダー・アルバム「ホット・カーゴ」の初々しさは消え、ここでの彼女はまるでザ・レディやエラといった大御所の風格が感じられちゃう。上手いし、凄い!でやんす。 |
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タイトル | LIVE FROM CONCORD TO LONDON | ||
リーダー | ERNESTINE ANDERSON(VO) | ||
レーベル | CONCORD | ||
ナンバー | ICJ70156 | ||
曲 目 |
A1:DON'T GET AROUND MUCH MORE |
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プレイヤー |
ERNESTINE ANDERSON(VO), HANK JONES(P), RAY BROWN(B), JAKE HANNA(DS) |
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とじる | |||