レフト・アローンっていやあ、なんつったってマル・ウォルドロンのそれでやんしょう。ビリー・ホリディの作詞で愛唱歌でありながら、本人のレコーディングはなく、ジャッキー・マクリーンのアルトがヴォーカルよりも歌っている。で、その当時は、これが唯一のボーカルではなかろーかぁ!って言われていたのがこのディスクのB面2曲目でやんす。
 もうかれこれ30年位前になるでやんすが、足掛け2年位探しまくって、神保町のトニーの横から階段を上がった二階だったと思うのでやんすが、出会ったときは背筋が寒ーくなる位でやんしたよ。彼女のボーカルそのものはまだ円熟した完成の域には達しておらんで、ジャッキーのアルトの方に軍配を上げちゃいますが、ビリーが歌ってるんじゃぁ!と自己暗示をかけて聴くと、そう聴こえない事もないでやんすョ。それに、バックのメンバーが凄いので、それだけでも聴き物でっせぇ!
タイトル DEVIL MAY CARE
 
  
   
リーダー TERI THORNTON(VO)
   
レーベル RIVERSIDE
   
ナンバー RLP352
   
曲 目

A1:LULLABY OF THE LEAVES
A2:DEVIL MAY CARE
A3:DETOUR AHEAD
A4:THE SONG IS YOU
A5:MY OLD FLAME
A6:WHAT'S YOUR STORY, MORNING GLORY
B1:DANCING IN THE DARK
B2:LEFT ALONE
B3:BLUE CHAMPAGNE
B4:I FEEL' A SONG COMIN' ON
B5:WHAT'S NEW
B6:BLUE SKIES

   
プレイヤー

TERI THORNTON(VO), CLARK TERRY(TP), BRITT WOODMAN (TB),
EARL WARREN(AS), SELDAN POWELL(TS), WYNTON KELLY(P), FREDDIE GREEN(G),
SAM HERMAN(G), SAM JONES(B), JIMMY COBB(DS)

 
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