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【アラーム(警報)】

今年の夏は暑かった。異常な暑さである。
暑い夏でも風邪をひく人が結構いる。熱を出したあり、咳がとまらなっかたり、いつもながら風邪はいやなものだ。風邪の原因はよくわからないらしいが、病院に行くと風邪薬と称して解熱剤などをくれる。
しかし、よく考てみるとこれはおかしい。熱が出るということは、熱の出る原因があるのであってその原因を取り除かないで熱だけ下げるというのは本当に病気を直しているのではない。ゴマカシである。
これは、電気の世界でいえばヒューズがすぐ切れてしまうのに対し、原因を調べずに規定以上のヒューズをつけたり、針金で代用するのに等しい。あるいは、温度警報のブザーの音がうるさいとブザー停止ボタンとパネルの間に爪楊子を差し込みブザーがならないようにするのと同様である。
「熱」とか「痛み」というのは体が発生する警報である。だからその警報の真の原因をつかみ取り除いてやらなければ、解決にはならないのだ。
今年の夏の異常とも言える暑さは、地球の環境汚染の影響であると言う人がいる。だとすれば、この暑さは地球の発する警報、あるいは悲鳴であろう。
ところが我々はその警報に気がつかず、ひたすら涼しくなることのみを考えている。例えばクーラー。このクーラーという名称そのものが人間のエゴを表している。
部屋の中はクールになるが、室外機からは多量の熱風を吹き出している。すなわち、暑い外気をさらに暖房している。暑さの数割は日本中で使用されるクーラーの影響である、といえるかもしれない。さらにクーラーに使用されるフロンが地球を汚染していく。そしてまた地球の温暖化がすすみ。・・・・・・・・・・・ときりがない。
読者の方のアクビも"もうやめろ!"という警報である。というわけで今回はこれで終わり。


アスピリンの発明によって頭痛が直るようになったのは確かだ。しかし、健康はよくなっただろうか。
以前はアスピリンはなかったが頭痛にもそれほど悩まされることはなかった。
                            −R,コール−
                            (1990年10月)