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【デーモン】 

悪魔のこと。
デーモンとは、悪魔とかギリシャ神話では守護の霊のことをいう。
デーモンは、全能の神ほでどではないが、人間よりは、はるかに大きな能力を持った存在だとされている。
デーモンは物陰に潜んでいて、獲物がやってくると捕らえてしまう。ただし、日本の歌手(デーモン小暮)みたいな顔はしていない。
コンピュータのオペレーティングシステム、通信システムの運営管理のため、見えないところで状態監視が行われている。ワークステーション上でも、LOGINデーモン、イエローページデーモンなど、種々のデーモンが計算機の中に住み着き働きまわっている。このような状態監視は独立したプロセスとして実行されるが、そのプロセスは、通常のユーザープロセスよりも高い能力を必要とする。
この働き方がちょうど神話の中のデーモンそっくりなところから、これらをデーモンと呼ぶようになったそうな。

"悪魔"と名のついた作品は小説の世界でも、極めて多い。有名な所では『悪魔の選択(フォーサイス)』、『白昼の悪魔(クリスティー)』など。わりと最近では『悪魔の詩』などが有名である。
しかし、なんといってもベストセラーは『悪魔の辞典(DEVIL'S DICTIONARY)』である。作者はA.ピアス(米国)。1906年に出版され以後約百年間読み継がれている,超ロングセラーである。
このコラムは本物の『悪魔の辞典』のパロディー版だから、この辞典を知らないと、本当の面白さはわからない。
なかなか本を買わない某計装会社の方のために、少しだけ引用してみよう。

HANTRED【憎しみ】他人が自分より超越している場合にふさわしい感情。
MARRIAGE【結婚】主人一人、主婦一人それに奴隷一人から成るが総計では二人  
            になってしまう共同生活体の状態または状況。
HELPMATE【つれあい】妻君、つまり悪意にみちている苦痛を伴う半分(ビターハーフ)に
               するための最善の方法に心を悩ます。

こんなことを覚えても、ほとんど役に立つことはないのだが、思わずニヤリとさせるところがすごい所である。ぜひご一読をお薦めする。
この『インチキ悪魔の辞典』も連載を始めてちょうど5年になったが、本来ターゲットにしていた技術系の方と同じくらい事務系の方に読んで戴き深く感謝しつつ、またこのコラムに本人が知らぬ間に登場していただいたモデルの方(つまりあなた)にも感謝しつつ最終回とする。
                            
                       (1992年4月)