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【サイクリング】

 自転車を乗り回すことと答えた人はユーモアのセンスがある。
これも間違いではないが正解とも言いかねる。
正解は「塀の中の懲りない面々」の懲りない行為のことをサイクリングと言う。
塀の外にも、サラ金に手を出しひどい目に合い、又同じことを繰り返す、懲りない連中が結構多いものだ。
会社でチョンボしたり、浮気が見つかって「もうしません」とあやまっても、ある時期が来ると・・・・。まさに夜が明けると朝になり、歩く時に左足の次には右足を出すが如き周期性を有している。
これを大前研一氏はいみじくも「悪魔のサイクル」と名付けている。
彼はこのサイクリングは日本人特有の「よりかかり、甘え」が原因であるとしている。
 それはさておき、この「悪魔のサイクル」を断ち切る方法について、大前氏はふれていない。
懲りない連中から、被害者を一人でも少なくするために悪魔としてほっておく訳にはいかない。
まず物事は必ずサイクリングを生じると考えなければならない。
要するに、振幅と周期をどうおさえるかが重要なのである。これから後は賢明な自動制御屋にとって蛇足である。
すなわち、比例制御のみでは振幅をおさえ、周期を短くすることは出来ない。チェックを厳しくして、目を光らせていても、目立たない程度の悪いことを数多くやる様になるだけだ。
したがってどうしても微分動作と積分動作により、変化の兆候を観察することが必要となるのである。
その為には、多重ループにすることにより、フィーバック量を増し、質の高い情報を得ることである。
結局"あまり人を信用してはいけない"というのが「悪魔の結論」である。


「仕事のあとは睡眠 嵐のあとは港 戦争のあとは平和 生の後は死
 それが世のならい」 (映画「マッキントッシュの男」より) 
      
                              (988年7月)