大橋淡雅 小幅

中国明時代の書家 宋克(1344〜1381) の漢詩を臨書したもの

楷書 書き下し文
梁武帝(464〜549) 梁の初代皇帝。字は叔達。草書隷書に優れ虫篆に巧み。中国古代の書家についての書評を著している。廟号は高祖。

鐘ヨウ(151〜230) 漢時代の書家。楷書の名手で、李斯、蔡邑、張芝と並んで六朝以前の四大家の一人とされる。字は元常。

庚肩吾(487〜551) 宮体詩人。梁の人。

宋克(1344〜1381) 明の書家。

明の書家宋克の書を淡雅が臨書(宋克の書を手本として書いたもの)したもので、その文章の内容は漢時代の書家鐘ヨウの書法を、梁の武帝と、同時代の書家庚肩吾が批評したもの


菊池晋二(惺堂)の箱書
大正乙卯年(4年)1915

菊池晋二の折り紙(鑑定書)

大橋落款印

温卿落款印

温卿落款