| 12日 | 
      順(訥庵先生称順蔵)Z(陶庵先生Z次)下知ヲ以テ見囚。 
       【この日大橋順蔵(訥庵)と訥庵の養子Z次(陶庵)が幕府の命令により収監される。】 | 
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      | 13日 | 
      終日在市尹邸中夜雨 | 
    
    
      | 14日 | 
      暁糾問午後下獄(半久使到) | 
    
    
      | 15日 | 
      松本(称キ太郎)山木(称繁三郎)見囚晩呼出  
       【この日坂下事件起こる。山木繁三郎は一橋慶喜の近習(きんじゅ、側近く仕える家来)で、訥庵の塾生であった。松本キ太郎と岡田真吾は一橋慶喜を擁立して、日光山に挙兵せんとの計画を立て、一橋慶喜の近習山木へ密談を持ちかけた。これを恐れた山木が老中久世大和守へ訴えたため、訥庵グループの一斉逮捕となった。】 | 
    
    
      | 16日 | 
      呼出 | 
    
    
      | 17日 | 
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      | 18日 | 
      順呼出 | 
    
    
      | 19日 | 
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      | 20日 | 
      一件皆呼出山木出牢(是迄ハ寿ノ日記ヲ留ク也)横山領左衛門(宇都宮藩士)談事ニテ介(教中先生称介之介)宇発足雀宿リ小林章三吉田勧内武田友七 
      【宇=宇都宮、雀=雀宮 宇都宮を出発して雀宮にて一泊】 | 
    
    
      | 21日 | 
      古河宿 | 
    
    
      | 22日 | 
      岡田(称真吾)見囚 大澤宿 | 
    
    
      | 23日 | 
      順呼出(半久使来Z詩云文豈事鉛 
      順(訥庵)呼び出し取り調べ 
      教中宇都宮より江戸着 まず宇都宮藩邸徒人部屋に入り堀鰹六君に会う。監察に会う。元浜町佐野屋に至る。 | 
    
    
      | 25日 | 
      かねてよりなき身と思ひ置からに遅き早をなにいとふべき 
      (尊王攘夷の志を決した時から命は運動に捧げているので、死すのが遅いか早いかなどはいとうものではない) | 
    
    
      | 27日 | 
      
       大橋玄六(元浜町佐野屋支配人)呼び出し。一通りの調べのみにて、江戸にとどめ置くべしとの沙汰にて店に在る。歩行勝手次第なり。 
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      | 29日 | 
      児島強介、小山鼎吉、横田藤太郎、見囚 Z輿中詩云義烈男児国堂堂千萬斯吾今 | 
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