先月の雑記帳でもご紹介したハワイ、アイランド航空のダッシュ8−100です。去年、今年とぷらもオヤジ/72とその仲間たちがマウイ紀行でお世話になった機体を再現してみました。一応目視で確認できたところは再現したつもりですが、翼上面など未確認の部分はごめんなさいです。
さてこのダッシュ8。カナダ、ボンバルディア社の航空機部門エアロスペースが製作した短距離輸送機。コミューター路線での旅客機としての使用を前提に開発され、STOL性が優れているそうだ。確かに西マウイのカパルア空港は短い滑走路が一本で、ターミナルも平屋のプレハブというか掘っ立て小屋というか、そんな空港ですぇ。そんなローカル空港の典型みたいなところへ、一日何便も離着陸するにはSTOL性能が高くなくちゃ「やってられませんよぉ」ってか? で、この100の他、エンジンを換装して巡航性能をアップした200や、座席を増やした300、エンジンを更に換装し、座席を更に増やした400シリーズがあり、世界各国の政府機関や小さなエアラインで使用されています。日本でも九州沖縄方面の離島間のエアライン、例えば天草エアライン、琉球エアコミューターなど数社が採用しています。
で、キットはその琉球エアコミューターのデカールがセットされたプラッツのキット。ですが、中身はカナダホビークラフトのキットでして、モールドはそこそこシャープですが、バリが少々。合わせに若干隙間なんぞも出ます。さらーに、このキット、現流品で半年前くらいに購入したものなんですが、ぷらもオヤジ/72のストックの仕方がまずいのか、それとも元々なのかは分かりませんが、機体の左右にずれが出ます。こっちを合わせるとあっちがずれる。あっちを合わせると今度はそっちがずれる、ってな具合でこれの修正が結構しんどく、最後はパテの出動となりましたー。で、このキット、どーしてなんでしょうかぁ?パネルラインが大幅に省略された、というか殆ど無いノッペラボーなキットなんですよ。お蔭様でパテで修正後のペーパー掛けは、パネルラインを気にすることなく豪快に出来ちゃいました。そういう面では良いキットかぁ? んでもって、ノッペラボーが気になる方は筋彫りして下さーい。実機の写真と比較すると、コクピットの窓の天地が浅い感じ。逆に客席の窓は実機より大きいかなぁ。その他細かいところが結構違ってます。アイランドエアが何機所有してるかは知りませんが、去年と今年、往路と復路で乗った機体の細部は微妙に違ってるので、気にせんことに。
垂直尾翼のマークや機体横のロゴなどは実機をデジカメで撮影。グラフィック処理したものを極普通の熱転写プリンターからクリアデカールにプリント。更に、機体とエンジンナセルのオレンジイエローのライン。マスキングしても太さが揃わーん。キットのデカールに、ほぼ同じ位置に貼るイエローのラインが有るんですが、やや太い。で、それを細くカットしたんですが、この細さになるとやっぱり微妙に揃わーん! 「わいのテクでは、この辺が限界かなぁ・・・・・、あーあ、グスン!」 ということで、マーキングが今ひとつですけど、どうかご勘弁。
|