◇社会の混乱は常に増加傾向にある 

「社会の混乱は常に増加傾向にある。限られた範囲の中であっても、この混乱を少なくするためには大いなる努力が必要である。しかし、その努力さえ、社会全体をさらに混乱させる」
                      ーエベリットの熱力学の法則
いわゆる、「エントロピーの法則」である。
これは「社会」を「会社」に置き換えたり、「家庭」に置き換えても、「学校」に置き換えても、「外務省」でも要は何に対しても通用する法則なのである。

社会の中に存在する「犯罪」はあってはならぬものである。それを取り締まるために「警察」が存在する。そして「検察」が存在する。その警察のなか、検察のなかに「犯罪」が発生するとそれを取り締まるために今度は「警察を取り締まる警察」、さらに「警察を取り締まる警察を取り締まる警察」が必要になってくる、そしてさらに・・・・、ということである。

物事はほっておけば、すべて発散する方向に動く。自分の部屋が知らぬ間にゴミだらけなるのを想像すればよい。
そのような状態になるにはエネルギーは不要である。
元の状態に戻すためには、掃除という大変な作業(エネルギー)が必要となる。
要するに「覆水盆にかえらず」である。

地球環境を守るという世界的なキャンペーンがなされ、日本でもリサイクル運動が盛んに行われているが、このエントロピーの法則で考えれば、なんともアホな話であることがよく分かる。例えば、リサイクルに出した新聞紙が再生され、トイレットペーパーになって戻ってくるといかにも得した気になるが、実はこのためには、新品を作るより余分なエネルギー(収集の為の人間・ガソリン代・車の償却費・収納倉庫代・再生装置・薬品・事務費・・・・・諸々)を猛烈に使っているのである。(しかも生み出されたものは確実に新品より品質が悪い)。難しい計算をなど不要なのである。「そんなことは無駄」だとこの法則は教えている。その証拠に、リサイクル運動は行政が助成金を出すから成り立つのであり、助成金イコールエネルギー消費にすぎないのだ。

「茶髪のバカねーちゃん達は常に増加する。これを教育などしても無駄なエネルギーを使うだけなので、片っ端から監獄に放り込め」
主題の法則からはこういう結論になる。

「役所(あるいは企業)が拡大するのは、業務量の増大(あるいは職員の
 怠惰)のためではない。むしろ、組織が拡大するがゆえに業務も増大す
 るのである」
    ー(有名な)パーキンソンの法則

「宇宙における物質とエネルギーの総和は一定で、決して創成したり消滅
 することはない」
     ー熱力学第一法則「エネルギー不滅の法則」

「物質とエネルギーは一つの方向のみに、すなわち使用可能のものから
 使用不可能なものへ、あるいは利用可能のもから使用不可能なもの
 へ、あるいは秩序化されたものから無秩序化したもの変化する」
     ー熱力学第二法則「エントロピーの法則」

「エントロピーは全ての科学にとって第一の法則である」
     ーアインシュタイン

「塩と砂糖を混ぜ合せてしまうと、現在の科学力をもってしても元の状態
 に戻すことができない。ここでもエントロピーの法則が幅をきかせてい
 る。将来、これを復元する技術が開発されても、やはりエントロピーの
 法則が支配するであろう」
     ー悪魔




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