◇ 彼女はイギリスで一番の”おとこ”である

言ったのは当時、米国大統領だったレーガン。
この”彼女”は鉄の女、英国首相”サッチャー”のことである。

政治の世界での”女性”を絶対に認めない悪魔もこの方だけは特別。というより、この方は男とか女とかの次元を超越しているのであろう。彼女の評価は後年、更に上がることを予言しておく。

功績は色々ある。フォークランド紛争の解決。英国病と言われた経済の建て直し等々だが、ソ連のゴルバチョフ、レーガンを引き合わせ、時代を創っていったというスケールの大きさが凄い。
とにかく、頭が良く切れ、彼女にディベートで勝てる人はいないと言われていたそうだ。
次のジョークはそれがベースになっている。

サッチャー・毛沢東・ブレジネフの3人が死んで天国に行き、神の前に立った。
まず神が、毛沢東に、彼が生前行なった数々の蛮行を責めた。聞いているうちに、
毛沢東は泣き出してしまった。
次に神は、ブレジネフに対して、彼の生前の行ないを並べ立てて叱責した。毛沢東
同様、ブレジネフも泣き出してしまった。
最後にサッチャーの番がきた。
神が何か言おうとすると、彼女が、
「ちょっとお待ちなさい」
「・・・?・」
「聖書によると、あなたは"天地を6日でつくり、7日目に休んだ"となっています
が、本当ですか?」
「そのとおりじゃ」
「休みには何をしてたのですか?」
「ただ休んでいただけじゃ」
「全知全能のあなたに、休みなど必要なのですか?」
「それは……」
「それに、あなたは"アダムを最初につくって、その肋骨からイヴをつくった”
と聖書にありますが、それこそ、男尊女卑を認めることではないですか。神様ともあろう
 あなたが、女性をおもちゃのごとく扱うなんて、とんでもないことです。そうは
 思いませんか?」
「しかし……」
「それからもうひとつ。"天地創造”をする前あなたはいったい何をしていたの
 ですか?」
今度は神が泣き出してしまった。
 

「私に言わせればコンセンサスによる政治などというものはあらゆる信条、競争
 原理、価値観、政策などを捨て去るプロセスにすぎない」
       ーサッチャー
    
あるとき、下院で野生動物保護法案についての議論が戦わされていた。サツチ
ヤーがその法案について説明していると、野党労働党の議員たちから猛烈な野
次が飛んだ。
サッチャーは、彼らをにらみつけながら、
「おだまりなさい!この法案は、あなたがたのためにもなるんですからね!」
     ー落合信彦 ・ジョークで時代をふっとばせ

これはジョークではない。が、これぞ最高のジョークである。

     





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