◇ 二通の封筒
アネクドートというのはロシアの小咄・ブラックジョークのことをいう。
ロシア人はこれが大好きなのだ。

解説不要。
以下、アネクドートの神髄をお楽しみください。


ソ連農業省で農相の記者会見が行なわれ,記者団が今年の収穫見通しをたずねた.
農相は答えた.
「例年通りの平年作だ.去年よりは悪いが,来年よりは良い」

コール独首相 「ドイツ経済はいつになったらよくなりますか?」
神 「君の任期中によくなる」   
クリントン米大統領 「アメリカ経済はいつになったらよくなりますか?」 
神 「君の任期中には無理だ」
エリツィン大統領 「ロシア経済はいつになったらよくなりますか?」   
神 「私の任期中には無理だ」    


「スターリンが死の床に横たわっていた.その周囲を後継者の椅子を狙う 野心家どもが,心配そうにうろつきまわっている. 突然スターリンがフルシチョフを呼んで 耳元でささやいた.
「君はわしのあと釜に座ることになるが,時がたつにつれ,誰もが君に白い眼を向け始めるだろう.もし,そうなった時にはクレムリンの地下室に私が残しておいた2通の封書を1つず つ開いてみるがよい.必ず役に立つはずだから..」
その言葉を聞き終わるや否やフルシチョフはスターリンの命をつないでいた酸素吸入装置のバルブを止めてしまった. 予言通り首相になったフルシチョフは数年後に幹部の信頼を失って苦境にたった.
そこでふと「遺書」を思い出し,地下室に降りて「第一の封筒」を開いた.
そこには「私を悪者にしなさい」とあった. この日から,例のスターリン批判が始まったという.ともかくこれでフルシチョフの人気は小康を保ったが,間もなく再び信頼を失って,首相の地位が危なくなった.
あわてて「第二の封筒」を開くと,「お前も2通の封筒を用意せよ」とあった」


フルシチョフは、自分の農業改革がどの位進んでいるかを見るために、
シベリアに視察に出かけた。
みすぼらしい恰好のコルホーズ農民が集まってきて、フルシチョフに
口々に訴えた。
「見て下さい。この身なり。子供は裸足同然だし・・・・。
牛は乳を出さないし、豚もやせ細ってまるで豚じゃねえ」
「トラクターや種もみも足りませんよ」
これを聞いてフルシチョフは、アフリカのピグミー族の写真を
見せて言った。
「これを見てごらん。みんな裸で、裸足で歩いてるじゃないか。
アフリカの同志は、もっとつらい目にあってるんだ。食べる物も
十分じゃないから、体もこんなに小さい」
農民が感に堪えぬように言った。
「なるほど、二キータ・セルゲイェヴィチ。アフリカじゃソビエト政権が
我々より少なくとも100年前には誕生していたのですね」
   

最後にヒトラー・ジョークの最高傑作を

「ヒトラー・ゲーリング・ゲッペルス・ヒムラーの四人が、一台の飛行機に乗って出発した。
 事故が起きて、飛行機は墜落した。誰が助かったんだろうか?
「ドイツ国民」






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